|
|
インデックス> サッカーTOP |
![]() | 【バックナンバー】 |
|---|
|
<151回>日本準Vでボランティア急増
2002年W杯のプレ大会コンフェデレーションズ杯の運営は雨のち曇り、時々晴れ。大会が終了して約2週間がたち、W杯日本組織委員会(JAWOC)の各部署では大会を総括する会議が開かれている。 懸案だったITは、大会に入るまでスポンサーが決まらず、テストはできずじまい。会場への交通が大問題となり、スタートは最悪だった。新潟スタジアムで行われた5月31日の日本―カナダ戦で、新潟駅のシャトルバス乗り場に長蛇の列ができた。並んでから会場に到着まで1時間半以上かかり、試合開始に間に合わない観客が続出した。 しかし、6月2日に同スタジアムで行われた日本―カメルーン戦では、シャトルバスの増発、運行開始の2時間前倒し、歩行者向けに案内ルートを記した地図の配布などの対策をとり、かなり問題は解消された。「日本人の修正、対応能力のすごさを痛感した。だが観客の半分が外国人だったらどうなっただろう」と遠藤安彦事務総長は言った。多くの開催地では会場まで新たな道路、橋などを建設中。本番までには新ルートも増えてアクセスも改善されると予想される。 安全面では大きな事故は起きなかったが、課題も残った。持ち込み自粛のハードリカー、長い傘を持参するファンが少なからずいた。持ち物検査などでワイン、日本酒、ふた付きのペットボトルなどが預かりとなった。 本番では持ち込み禁止予定の長い傘に関しては、5月31日の日本戦で観客の約2割(約8000本)、6月7日の準決勝で1400本、10日の決勝は1800本あった。セキュリティー部の石田高久部長は「よく協力してもらったが周知徹底できなかった。しっかり広報していきたい」と言った。ほとんどの観客が日本人だったため、ビール販売は好評。飲酒による事故はなかった。 光が差したのは人数不足に悩んでいたW杯のボランティア。5月31日に4797人だった個人申込者は、18日に1万2000人を突破し、募集定員の1万6500人を確保できるメドが立った。ボランティア担当者は「急増の要因にはPR活動やインターネットによる募集開始などもあるが、コンフェデ杯での日本代表の活躍が大きい」と言う。「課題も多く苦労したが非常に良い経験だった。本番で実を結び、スムーズな運営ができるのではないか」と遠藤事務総長は締めくくった。【飯田玄】
・nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。 すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。 Copyright2001,Nikkan Sports News. |