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<158回>スタジアム観戦さながらの映像
キリン杯日本―パラグアイ戦のある7月1日、東京・北青山でW杯に向けて、あるテストが試みられる。「3面映像伝送システムの高速衛星通信国内実験」と名付けられ、通信総合研究所、デジタルコンテンツ協会などが中心になり、総務省、経済産業省が後援して行われる。 タイトルはいかめしいが、W杯のチケットを買えなかったファンに、スタジアム観戦さながらの映像を別の会場で体験してもらうことを想定した実験だ。メガビジョンと名付けられ、ハイビジョンカメラで撮影した日本―パラグアイ戦が衛星高速回線を使って中継される。3台のハイビジョンカメラを使い、ピッチ全体を撮影するのだが、技術的には横100メートル×縦20メートルの大画面に映すことができる。つまり、実物に近い大きさで見ることも可能だ。 しかも最新鋭プロジェクターの開発により、巨大画面の宿命である不鮮明さも解消され、高画質になった。昨年のシドニー五輪壮行試合(日本―モロッコ戦)を同方式で撮影した映像が7月27日まで、東京・北青山の「TEPIA」で紹介されている。横16メートル×縦3メートルの画面だが、ピッチ上の選手22人の動きを鮮明にとらえることができる。技術開発に協力している日本ビクターの担当者は「背番号がきちんと見えることが目標だった」と話した。 入場券の抽選に外れたファンも、臨場感をもって観戦できる。映像権の問題などあり、W杯期間中の中継はまだ決定していない。しかし各開催地もクローズドサーキット用に会場を押さえるなど、本番へ向けて準備は着実に進んでいる。【飯田玄】
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