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<165回>大分スタジアムに自転車3000台

駐車スペースの6倍の自転車がスタジアムに来場

 W杯応援の切り札は自転車? 4日、初めて国際Aマッチが行われた大分スタジアムでは、試合前に懸念されていた大きな交通パニックは起きなかった。大分県警察本部W杯警備対策室やJAWOC大分支部などの事前PRが効き、交通機関の分割が渋滞緩和に役立った。その中でも異例だったのが、3000人を超す自転車利用だった。

 大分スタジアムは、最寄りのJR高城駅から4・5キロも離れている。マイカー利用者での渋滞を防止するため、県警は競技場から半径2キロ以内で一般車両の乗り入れを禁止。スタジアム側も、駐車場も事前に整理券を購入した1000台に限った。そのため、サポーターは真剣に交通手段と向き合うことになった。

 シャトルバス、タクシーの公共機関も対応した。シャトルバスは前売り券を時間予約制にして、利用者の分散を図った。タクシーは国内では初めてとなる定額運賃制を導入。4人乗車ならシャトルバスよりも格安にすることで、利用を促進した。そしてスタジアムまでのウオーキングも企画。サポーターも自らのニーズにあった交通を選択でき、渋滞緩和につながった。

 その中でも、主催者側の予想を超えたのが自転車や2輪利用者だった。スタジアム側は当初500台の駐車スペースしか確保していなかったが、その6倍に当たる3000台が詰めかけた。交通手段として、自転車が見直された。

 もともと欧州では自転車のニーズは高い。これから専用レーンの設置など問題を残すが「楽しんで応援に行ってもらう手段として、W杯でも自転車の利用を促進することも考えてみたい。駅の放置自転車ですか? そうですね、それを利用して外国人サポーターにも提供できるようになれば」と、関係者は導入に前向きだ。【村田義治】



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