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<174回>五輪落選で準備に本腰の大阪

大阪「五輪」からW杯モードへ

 大阪が、五輪から「W杯モード」へ本格的に切り替わる。13日の国際オリンピック委員会(IOC)総会で、08年夏季五輪の開催地が北京に決定。大阪はあっさり落選した。早い段階から敗色濃厚だった大阪だが、正式に落選が決まるまでは建前上、五輪招致が最優先。5月19〜27日には東アジア大会も開催され、W杯へ向けた活動の位置付けは低かった。

 しかし、五輪招致失敗の正式決定でW杯への準備が加速する。「これまでは、人員的にも五輪招致に割かれていました。今後はさまざまな面で変わっていくでしょう」と大阪のW杯開催推進室。大会ムードを盛り上げる旗も大量に入荷済み。街中に掲げられていた五輪招致の旗はW杯のものに切り替わる。JR大阪駅前では、すでにW杯エンブレムをあしらった旗が掲げられた。

 大阪市から出資を受けるC大阪も、五輪実現への協力態勢からW杯成功へ方向性が一本化される。2月のIOC評価委員会の視察時には、長居スタジアムでPR用の練習試合も実施。ホーム試合のハーフタイム中には五輪招致を呼びかける看板を設置して、PR活動に一役買っていた。しかし、落選の結果を受けた前日14日柏戦からは、その看板も姿を消した。今後は所属選手のイベント参加などで、W杯成功に全面協力していく。

 大阪のサッカー人気は、関東と比較するとまだまだ低い。だからこそ、W杯開催に向けた市側の積極的な告知活動が必要になる。1次リーグの日本戦も行われる大阪のサッカー界にとって、皮肉にも五輪招致失敗はある意味で朗報なのかもしれない。【北村泰彦】



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