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<181回>波に消えた客船ホテル計画…
ホテル不足を補う大型プランが立ち消えになった。10会場の中でもホテルの絶対数が少ないといわれるのが茨城と静岡。茨城の鹿嶋市は当初、鹿島港に大型客船を停泊させ、海外からの観戦者らの宿泊施設として活用する計画をぶち上げた。しかし日本組織委員会(JAWOC)茨城支部は「その計画は自然消滅という形になりました」と説明する。客船をホテルにするという話題性十分の秘策は、具体的になる前にとん挫していた。 鹿島港では現在、第1ふ頭を拡大する工事が進められている。このふ頭に数隻の客船を持ってきて宿泊施設にするつもりだったが、この拡大工事がW杯開催時までに完成するか微妙な状況となった。さらに客船をレンタルし、維持する経費を考えた場合に宿泊代金が割高になってしまうことが分かった。鹿嶋市では「港の工事が終了するか否かという不確定要素がある以上、計画は進められない」と説明する。 来年のW杯までに鹿嶋市のホテルは増えることはない。もともとサッカーファンがどの程度、鹿嶋のホテルに宿泊するかは分からない。仮にホテルを増やしたとしてもW杯後に経営を続けていけない。客船ホテル計画が消滅した今、JAWOC茨城支部では千葉・成田市と水戸市の宿泊施設の活用を視野に入れている。成田や水戸への往復バスを充実させる計画だ。現在のところ、日本の10会場を合わせても関係者向けのホテルの部屋数が約2万〜3万も足りないとされている。宿泊施設の確保は順調に進んでいない。【藤中栄二】
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