ニッカンスポーツ・コムへ
インデックスサッカーTOP

【バックナンバー】

<190回>日韓共同応援団がパワーアップ

在日韓国・朝鮮人と日本人サポーターによる共同応援団が結成

 W杯日韓共催の前に、日韓が民間レベルで1つになった。在日韓国・朝鮮人と日本人のサポーターによる共同応援団が結成された。在日本大韓体育会が軸になって、日本代表の応援団「ウルトラス・ニッポン」などの協力でつくられた。大会期間中は日韓両国を応援する予定で、韓国代表と日本代表のユニホームを縦半分ずつ使ったレプリカユニホームを着て声援を送る。

 共同応援団が最初に結成されたのは、98年のフランス大会だった。日韓両チームの応援団約130人が、現地でお互いの国が試合する会場に駆けつけて応援した。それが地元のマスコミに大きく報道されて世界に広まった。「サッカーを通じて世界平和を」とうたう国際サッカー連盟(FIFA)の理念とも一致することで世界各国が関心を示した。

 日本と韓国は1勝もできずに1次リーグで敗退したが、フランスから帰国した日韓応援団はお互いの国を知り合えたことで大満足だった。帰りの成田空港で「ふれあいKJクラブ」を結成。現在も日韓戦ではバックスタンドで日の丸と韓国の国旗を振って応援する。

 今回はさらにパワーアップして1000人にも及ぶ勢いだ。現在も会員を募集中で、日韓応援団は韓国代表の試合が組まれた釜山、大邱、仁川に約300人ずつを派遣する。残ったメンバーは国内に集まって応援する予定で、日本戦も同様に1カ所に集まって声援を送る予定。応援団の中には北朝鮮籍のサポーターもいるが、韓国大使館を通じて入国の許可も得た。

 在日本大韓体育会の鄭龍男(チョン・ヨンナム)専務理事は「歴史教科書問題で韓日関係が悪化しているが、これからは両国が協力し合ってほしい。民間レベルでの交流を活発に行うことで将来的には政治的にも緊密になるのではという意味で共同応援団を企画した」と願いを込めている。【盧載鎮】



・nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。
Copyright2001,Nikkan Sports News.