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<197回>神戸スタジアムで芝を張り付け
来年のW杯会場の1つで、10月末に完成予定の神戸ウイングスタジアムで7日、天然芝の張り付け作業が始まった。同施設課の栗山明久氏(38)は「ここからが慎重な作業になります。芝は生き物ですから」と表情を険しくした。芝を根付かせるこの作業こそ、スタジアム建設の成功のカギを握っている。 芝は鹿児島・鹿屋市で育てられた苗を作業前日に必要量だけ切り出し、保冷車で運搬される。ロール状で届いたものを作業員が手作業で広げ、1日当たり2000平方メートルをめどに張り付けていく。競技場の面積は約1万平方メートル。根気のいる作業は今週いっぱい続く。 次の育成も難しい。同会場では地中に温度や水分を測るセンサーが設置されている。そのデータをもとに地中給排水システムで芝育成に適量な水分、肥料、酸素を与えていく。張り付け段階の今は活力低下のため、茶色いが、一定の期間を置き、今月末から来月初めには鮮やかな緑色になる。 今季、新スタジアムでは芝のアクシデントが続いている。Jリーグオールスター(4日)の行われた豊田スタジアムでは試合中、芝がはがれて負傷する選手も出た。栗山氏は「新しい分、各会場のヒアリングを参考にさせていただきます」。実績では劣るが一番新しいスタジアムとしてのメリットを生かし、そして各会場の反省を教科書にする。こけら落としは11月24日のJリーグ神戸―横浜戦。W杯の成功を占う大事なテストとなる。【牧野真治】
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