ニッカンスポーツ・コムへ
インデックスサッカーTOP

【バックナンバー】

<198回>日本に住む外国人が立ち上げ

NPOで日本人と相互理解を

 日本に住む外国人も、通訳やボランティアとしてアジアで初の大会にかかわろうとしている。日刊スポーツ評論家のセルジオ越後氏や在日朝鮮人のルポライター姜誠さんらが呼び掛けて進められている民間非営利団体(NPO)結成もその1つ。順調にいけば9月にはNPOの法人申請をする予定で、現在13カ国の外国人が参加を希望している。

 日本実行委員会(JAWOC)でもボランティアを募集しているが、このNPOはそれとは別。日本に住む外国人が主体となって独自の協力をするための組織で、JAWOCや開催各地の自治体と協力し合っての活動を目指している。

 セルジオ越後氏は「日本にやってくる外国人は、交通や宿泊の専門家に任せておけばいい。我々日本に住んでいる外国人が、W杯を通じて、どういう形で日本人の手伝いができるかを考えたいんだ」という。大会開催期間は来年6月のわずか1カ月間しかないが、立ち上げようとしているNPOはW杯はもちろんのこと、その後も見据えている。

 現在、日本に住む外国人と日本人の間には、いろいろな問題が露出してきている。決して日本との、日本人との距離が近くはない。日本人と接触の場も少なく、多くなった外国人犯罪を理由に排外主義の高まりも懸念されている。しかし、サッカーという世界共通語を通じて互いの立場と文化、伝統を深く知り合い、認め合うことはW杯開催の大きな意義の1つでもある。



・nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。
Copyright2001,Nikkan Sports News.