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日本の美と平和をアピール〜開会式〜

聖火点灯  日本の“美”と平和を世界へアピールし、長野五輪が幕を開けた。今世紀最後の冬の祭典は、南長野運動公園競技場に5万人の観衆を集めて行われた開会式のアトラクションで御柱(おんばしら)や横綱土俵入りなど日本の伝統文化を表現。式典のクライマックスでは、地雷廃絶を訴えるクリス・ムーン氏(35=英国)が聖火を運び、能装束姿の伊藤みどりさん(28)が厳かに聖火台に火をともした。日本で26年ぶりの五輪は、冬季史上最南端の聖地で22日まで16日間の競技に入った。

 みどりが震えた。「私が一番感激していました。多くの人たちの手で運ばれた聖火を点火して、心が燃え上がった」。出番はわずか約30秒。能装束を模した純白のコスチューム姿、頭にハスの花をあしらった伊藤みどりさんは、厳粛に聖火をともした。眼下を埋めた約5万人観衆の感動が、拍手と歓声で伝わってくる。92年アルベールビル大会で銀メダルを獲得したときにも劣らない、至福の、感極まった表情を見せた。



荻原健司が選手宣誓

選手宣誓  簡素に、厳粛に、気負いもない。一抹の未練を払いのけ、荻原健司は宣誓文を読み上げた。「宣誓、私はすべての競技者の名において……」。百戦錬磨の男の、手が、足が震えていた。時間にして1分足らず。パフォーマンスを一切入れない、完ぺきな儀式は終わった。

 宣誓
 私はすべての競技者の名において、
 オリンピック憲章と競技規則を尊重し、
 スポーツの栄光と友好、親善のために、
 真のスポーツマン精神をもって、
 大会に参加することを誓います。

  長野オリンピック参加選手代表 荻原健司

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