多英やった!日本女子初の金メダル
<フリースタイルスキー モーグル女子>
長野が震えた。日本が揺れた。世界が驚いた。冬季五輪に、日本女子初の金メダリストが誕生した。モーグル界のかっ飛び娘、里谷多英(21=北海道東海大)が、日本スキーの歴史を変えた。持ち味のスピードあるターンで、25・06の高得点をマークした里谷は、予選11位から大逆転。世界の強豪を打ち破り、表彰台の頂点に立った。同種目の上村愛子(18=長野・白馬高)も7位入賞。飯綱高原に響き渡る大歓声の中、里谷は世界の「Tae」になった。
三浦豪太 父の前で13位
<フリースタイルスキー モーグル男子>
男子で決勝に進出した三浦豪太(ごうた=28、エスビー食品)は、予選の15位から2つ順位を上げた13位に終わった。それでもエアでは大技コザック・バックスクラッチャー・スプレッドを見せるなど、積極的にコブ斜面を攻めた。決勝を観戦に訪れた冒険スキーヤーの父雄一郎氏(65)に雄姿をアピールした。
「思い残すことはないですね。自分の滑りはできました」と、会心の笑みを見せた。リレハンメル大会では「緊張のあまり」予選27位。4年たった今回は違った。予選では「スピードを落として、予選突破だけを目指して」15位通過。坂本、附田らが勢いだけで出場、失敗する中、職人技を見せた。そして決勝のチケットだけを買った父の期待にこたえた。
原、上村ら下の年代が続々と代表入り、まとめ役にもなった。「一緒にやっていた仲間ですから、多英の金メダルの方がとてつもなくうれしい。今日は芦野コーチのおごりでパーティーですね」。三浦の表情に満足感が漂っていた。
船木、悔しい銀メダル
<スキー ジャンプノーマルヒル>
日の丸飛行隊の若きエース船木和喜(22=デサント)が、18年ぶりの快挙を達成した。1本目87・5メートルで4位につけた船木は、2本目にK点超えの90・5メートルをマーク。合計233・5点で、ジャンプ個人メダルとしては、80年レークプラシッド大会銀の八木弘和(38=現デサント監督)以来となるメダルを獲得した。だが1本目91・5メートルの最長不倒でトップだった原田雅彦(29=雪印)は、2本目84・5メートルの失敗ジャンプで5位と沈んだ。金メダルはヤニ・ソイニネン(25=フィンランド)がさらった。
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