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複数の五輪メダル候補が所属しているスピードスケートのプロチームが、オランダにある。11〜13日にW杯が開催されるヘーレンフェインに本社を置く輸送保険会社が支援するTVMだ。オランダの有力選手だけでなく、ウォザースプーン、アイルランド(ともにカナダ)フィッツランドルフ(米国)ら外国籍選手とも契約する多国籍軍で、プロ化がまだ発展途上にあるスピードスケートでは、珍しい存在だ。
TVMは一昨年の4月にスケートへ進出した。14年間続けていた自転車のプロチームのスポンサーを降り、9人の選手と契約して活動を始めた。選手には推定40万〜50万円の月給と成績に応じたボーナスだけでなく、練習と遠征にかかる費用を全額支払っている。全員による数週間の強化合宿は10、12月の年2回だけだが、2人のコーチを含む9人のスタッフが、欧州、北米と分かれて選手をサポートできる体制をつくった。
オランダではスピードスケートは人気競技の1つ。テレビ中継も多く、競技開催時のリンクはサッカーのスタジアムのような歓声が沸き上がる。選手はTVMのロゴ入りのスーツを着て国内外の競技会に出場する。長野五輪男子500メートル銀メダルのウォザースプーンは「国内にはなかったけど、オランダにはスポンサーになってくれる会社があった。間違いなくぼくはプロだね」と話した。
男子500メートル世界記録保持者で、五輪連覇に挑む清水宏保(NEC)はオランダでも広く知られている。「TVMは世界で活躍するスケーターを支援することに興味がある」と話す同チームのジャプ・スタレンバーグ広報担当に「清水と契約する可能性はあるのか?」と質問した。「才能は認めるが、メディアと話すことが仕事の一部、と教育しているわれわれに彼は必要ない」と、厳しい答えが返ってきた。【千歳香奈子通信員】】
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