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スピードスケート・ショートトラックの神野由佳(21)は、驚くべき急成長で、日本NO・2になった。昨年末の全日本選手権は、五輪最終選考会でもあった。初日の1500メートル2位、500メートル2位。翌日の1000メートル2位、3000メートル2位。総合も2位。全種目2位の“快挙”を達成。
1つぐらいトップを、と周囲は考えるが、本人の思いは違う。「田中さんは何もかもすごい。まだ追い付けません」。全種目1位を奪った田中千景(長野県教員ク)との実力差をひしひしと感じている。2人を指導する柏原幹史コーチは言う。「神野はこの1年ですごく成長したと思う。でも田中も伸びてるから、差は縮まってないね」。
現在、立命大3年。実家は大阪、学校は京都だが、今は東京に住む。高いレベルを求めて、昨春に上京した。「ちょっと前まで五輪がどうこうという選手じゃなかった」とコーチが言うように、大谷高までは目立った実績はなかった。「中学ではテニスと陸上。高校でも中距離を走ってました」。トレーニングの一環とはいえ、スケートに専念する環境ではなかった。
大学も体育会系では珍しい文学部哲学科。自己推薦制度で入学。「心理学をやりたくて」。今季は五輪に集中しながらも、学校の単位はしっかり取得している。
五輪では個人種目代表にも選ばれている。3人のうち、出場は2人。「できることなら全種目出たい」。まだ21歳。NO・2で終わるつもりはない。頂点に立つ足がかりを、ソルトレークでつかむ。【高宮憲治】
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