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スキー・ジャンプで4大会連続代表の葛西紀明(29)に、強力援軍がついた。昨年11月に葛西らの移籍でスキー部を創部した注文住宅メーカーの土屋ホーム(本社・札幌)が、メダル獲得へ社員一丸となってバックアップすることになった。
同社は昨年末にスキー部後援会を結成した。本社、グループ各社計9社の全社員1000人が加入。後援会費として1人毎月500円を、11月の給与から天引きで納めている。総額は月50万円、年間600万円。これを部費とは別に、選手の応援に充てていく。競技場に飾るのぼり、横断幕、後援会スタッフ用ジャンパーなどのグッズ制作費はもちろん、合宿中に水やスポーツドリンクなどの差し入れの飲食代にも使用する予定だ。
社員以外の応援組織の結成も考えている。廃部した前所属先のマイカルスキー部には、一般向けの公式ファンクラブがあり、160人の会員がいた。スキー部の木下義幸部長(36)は「今後、マイカルさんのファンクラブ員を土屋ホームのファンクラブとして移行させたい」という。
同社の地盤は北海道だが、将来は本格的な本州進出も狙っている。葛西が活躍すれば、その弾みにもなる。川本謙社長(52)は「葛西選手を起用したCMも考えています。住宅のパンフレットに使うのもいい」と期待する。
葛西も会社のバックアップのためにも活躍を誓っている。「自分を拾ってくれた。メダルをとって恩返ししたい」。今季、W杯は第5戦の7位が最高と低迷しているが「感覚は徐々に戻ってきている」と手応えは感じている。W杯での勝利数は日本人2位の13勝。しかし、なぜか五輪などのビッグイベントには縁がない。自分のため、そして会社のため、葛西は五輪で飛ぶ。【小林明央】
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