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スキー複合の荻原健司(31=北野建設)が、人類史上初? の「陸・海・空」を制するアスリートになる。昨年夏からサーフィンを始め、今やプロ転向を視野に入れるほど
熱中。クロスカントリー(陸)ジャンプ(空)の複合では世界の頂点に輝いた。今度は海でトップを目指す戦いに挑む。
友人の勧めで何げなく始めたサーフィンだが、スキーのように夢中になった。抜群の運動能力に加え、持ち前の向上心でメキメキと上達。趣味の域を超え、今年の夏は30回以上、千葉県の海などへ出かけた。ボードは5枚所有。海で寝泊まりできるようワンボックスカーまで購入。「走行距離は2万5000キロはいったかな。スキーの合宿中でもいい風が吹くと体がうずく」と笑った。
アスリートとしての血も騒ぐ。やるからには中途半端は嫌い。まだ上級者の域には達していないが、ソルトレークシティー五輪以降、夏はサーフィンに重点を置くつもりだ。「高くモチベーションを保つためにも、上を目指してみたい」。大会への出場、その先にはプロとしての活動も見据えている。
思わぬ効果も生まれた。これまではスキー一筋だったが「サーフィンのおかげで生活に強弱がある。精神的にもゆとりができた」という。スキー自体にもプラス作用がある。「波に乗ることで、バランス感覚が養われた。そのおかげでこの夏、ジャンプの調子がすごく良かった」と、トレーニングの一環にもなった。
合宿地の欧州入り直前の10月末まで海に通ったが「寒くてようやくスキーの季節がきたなと思った。もうサーフィンやっている場合じゃないですよね」。意識は、100%スキーに切り替えた。4日からはボカティ(フィンランド)で今季初の雪上でのジャンプ練習をスタートさせた。荻原の4度目の五輪シーズンが幕を開けた【小林明央】
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