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氷上のチェスと呼ばれるカーリングは長野大会で新競技として採用され、2大会連続で開催される。日本は今回、男子が惜しくも代表権を逃したが、女子は五輪切符をしっかりつかんだ。しかも、選抜チームではなく単独チーム。北海道常呂町のクラブ「シムソンズ」が世界に挑戦する。
98年の長野、日本代表は男女とも選抜チームで臨んだ。チームワークよりもまず、選手個人個人の力を重視する強化方針だった。4シーズン前の94年からチームを編成したが、実力主義を貫き選手は本番までに何度か入れ替わった。その結果、成績は男女とも5位。メダルに手が届かなかった。4人の連係が大きく勝敗を左右する競技。勝負どころで強化策のマイナス面が顔を出したのでは、という反省が残った。それが「ソルトレークシティーは単独チームで」という方針変更につながった。
シムソンズは町民の25人に1人がカーリングを楽しむ常呂町で育ってきた。加藤章子(23)林弓枝(23)小野寺歩(23)の同級生に、最初はライバルチームにいた小仲美香(24)が加わった構成。お互い小さいころから顔見知りで、結成7年目になる。今では「話をしなくてもお互いの考えが分かる」(林)ほど。近江谷好幸コーチ(42)も「チームワークは世界一」と断言する。
格下の韓国に苦杯を喫することもあれば、昨年の世界選手権3位のデンマーク代表に完勝したこともある。仲の良さが影響するのか、個人の好不調がメンバー全体に影響してしまう。強さとモロさが同居するが、1度勢いに乗れば…の期待感も大きい。メジャーな国際大会以外では、単独チームが主流になりつつある。常呂町民5200人の代表でもあるシムソンズが来年2月の本番で出す結果は、今後の日本代表の強化、編成方針も左右することになる。【嶽岡晃樹】
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