正しい観戦法

上は100万円

 W杯本番、日本人観戦者の数は、1万人から3万人ともいわれる。これらのファンを当て込み、各旅行代理店では観戦ツアーに力を入れている。航空運賃とホテル代、入場券をパックにしたもので、下は30万円程度から上は100万円を超えるものまである。日程も1次リーグの日本戦1試合を見るものから決勝戦までフルに観戦するもの、さらに現地での挙式を組み込んだ「ハネムーンプラン」まで商品になっている。

 値段は安くない。個人で手配した方が、割安になる可能性は高い。もっとも、W杯開催国の「W杯料金」は4年に一度の恒例。ホテル代や現地への航空運賃など、軒並み2倍やそれ以上にもなるから、ある程度の出費はやむを得ない。

 もう一つ、ツアーの利点は確実で安全なこと。大手の旅行代理店などは、日本が出ていない過去の大会でも観戦ツアーを組んできた経験がある。「W杯は初めて」という人や「海外が不安」という人には、多少高額でもツアーがお勧めだ。参加すれば、あとは黙っていても試合が見られる。同じツアーに参加した人とのサッカー談議も楽しい。

 もっとも、ホテル難はツアーでも同じ。中には、開催都市にホテルが確保できずにスペインやスイスなど近隣国を拠点にして観戦するものまである。多くのツアーが発売されるから、選ぶのも慎重にしたい。

 代理店各社は多くのツアーを組んでいるが、いずれも反応は上々。完売というものも多い。もっとも、現在ほとんどは仮予約の段階で、複数のツアーを申し込んでいるファンも多い。今後、キャンセルで空きが出る可能性もある。焦ることはない。まずは、職場で根回しをし、少し早い「夏休み」を取れるようにすることが、先決かもしれない。

連載「夢、W杯」

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