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増田 忠俊 日本代表が、サバイバル遠征に出発した。招集された史上最多29人のメンバーが、22、23人のダイナスティ杯(3月1日開幕)代表の座を争う。「自分の持ち味を出し切ってほしい」と言う岡田武史監督(41)のめがねにかなうため、2週間の合宿でアピールする選手の武器を紹介。第1回は、新たに加わった増田忠俊(24=鹿島)の「ドリブル」に迫る。
増田は、ドリブルを武器に代表生き残りを目指す。「天才的」といわれるテクニックは、ドリブルで発揮される。ボールは足にピタリと吸い付く。左右の足のインサイド、アウトサイドを使って、巧みにボールを操る。特別スピードがあるわけではないが、左右に相手をかわす技術は抜群。タックルをあざ笑うように外し、ゴールへ突き進む。 「Jリーグ屈指」とまで評されるドリブルは、高校時代に磨いた。母校の静岡学園は、テクニックを大事にすることで有名。午前6時から1時間半、朝の練習も1対1やミニゲームが中心で、ボール扱いが基本だった。それが楽しかった。自宅のある蒲原から学校まで1時間かかったが、その時間が惜しくて2年からは寮に入ったほど。「とにかく、練習がしたくて仕方がなかった」と言う。 いくらでも相手に奪われず、ボールをキープする力がある。かつては、中盤から何人も相手を抜いてゴールするのが得意だった。しかし、鹿島入団後は「(ボールを)持ちすぎる」と、なかなか試合に出場できなかった。日本代表の加茂前監督にも「技術だけあってもだめだぞ」と言われた。それでも、増田はドリブルにこだわる。「もちろん、パスを出す場面では出さなければだめ。でも、ゴール前で相手と対したら、ドリブルが生きる」と言う。 現在の代表には名波、中田、新加入の中村と、パスを得意とする選手がそろう。ライバル視する同じポジションの北沢は、ドリブルではなく、自らの豊富な動きで勝負するタイプ。だからこそ、増田はドリブルをアピールする。「自分のいい面を見てほしい」。増田は力を込めて言った。 |
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