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ダイナスティ杯に臨む日本代表20人が決まった。豪州での選考遠征を終えて、23日からW杯を目指した本格的な強化合宿に入る。世界の強豪を相手に日本はどんな戦術で、どんな戦いを挑むのか。きょうからは岡田監督のチームづくりの「キーワード」を探っていく。 「FWは守れ」。岡田ジャパンの鉄則だ。もちろん前線でゴールへ向かって攻めるのが、FWのもっとも重要な役割だ。しかし、どんなに攻撃力が優れていても、現在の日本代表には選出されない。岡田監督は言う。「FWに攻撃だけ要求しているわけじゃない。ディフェンスも重要なんです」。 世界レベルでは日本の選手の個々の能力は劣る。1対1で勝負しても勝ち目はない。特に強豪国は最終ラインから一気に前線に展開する力がある。全員で守らなければ勝負にならない。だからこそ、ボールを奪うためには、FW、MFの区別なく、前線から組織的に相手DFにプレッシャーをかける必要がある。 昨年の最終予選。FWカズは7試合連続ノーゴールが続いた。不要論も出ていた。だが岡田監督はそのまま起用し続けた。それはカズが相手DFを引き付け、さらに守備面でも重要な役割を果たしていたからなのだ。「僕の役割は点をとることだけじゃなかった。ものすごく多くの仕事を要求された」とカズ自身も明かしている。 ダイナスティ杯の3試合に岡田監督は5人のFWを残した。「決して多くはない」と監督は言う。それは、FWの仕事量のことも考えてのことだ。FWには攻撃と、前線でのスペースづくり、そして守備と大別して三つの仕事を課している。90分間を戦い抜くことは体力的にも厳しい。 岡田監督はFW陣を「どんぐりの背くらべ」と言う。しかし、今の日本代表に求められているのは突出した武器ではなく、すべての仕事を確実にこなす総合力だ。「どんぐりの……」の言葉は、決して悪い意味だけではない。 |
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