企業も五輪から乗り換え
ダイナスティ杯からフランスへ

 今季国内初戦となるダイナスティ杯開幕で、企業もW杯へ向けて動き出した。

 フランス大会の公式スポンサーでもあるコカ・コーラは、同大会の協賛社。日本―韓国の開幕戦の行われた1日、同社は横浜国際総合競技場そばの特設会場で「キックオフW杯」というイベントを開催した。

 コカ・コーラは、ファンにスポットを当ててサッカーをサポートする。「大会では選手ばかりが注目されるが、ファンは忘れられがちですから」と、同社の広報。ファンから選手へのメッセージを募り、代表チームへ届ける「ファンレターの代行」もする。五輪は聖火リレーのスポンサーとしてバックアップしたが、オリンピック閉幕と同時にW杯へとターゲットを変えた。

 同じW杯公式スポンサーの日本ビクターは、長野五輪閉会式の翌日、2月23日にW杯観戦ツアー招待のキャンペーンをスタートさせた。「五輪の次はW杯ですから」と、同社の広報では話す。全国約1万の電器店の店頭に張られていた長野五輪関係のポスターは、あっと言う間にW杯のそれに変わった。

 W杯は五輪と並ぶ、いやそれ以上の大イベント。多くのスポンサーが絡み、巨大な金が動く。2月は、地元開催と日本選手の活躍で日本中が五輪一色に染まったが、今度はそんな日本人の目を、W杯に向けなければならない。ダイナスティ杯は、そのきっかけとして最適だった。今大会には、五輪からW杯へと日本人の興味の対象を変える大きな役割もある。 〈サッカー取材班〉


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連載「夢、W杯」

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