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ア ジ ア の 実 力 低 く な い 1 点 勝 負 |
洪明甫(韓国代表)
1990年のイタリア大会ではベルギー、スペイン、ウルグアイとの3試合にリベロでフル出場し、全敗した。「当時は漠然と“世界は強い”としか思わなかった」。その反省から94年米国大会には対戦相手国の資料をかき集めた。「どう研究しても勝てる相手ではなかった。それでも気持ちでは負けなかった」と洪は振り返る。 韓国は米国大会でスペイン、ボリビアに引き分け、ドイツには3点リードされて前半を折り返した。「試合前からドイツには勝てないという意識があったのかも」。しかし、後半早々1点を返して勢いがついた。リベロの洪は積極的に攻め上がった。続く18分には自らミドルシュートを決めて1点差。韓国は最後まで攻め続けたが、2―3で負けた。「ドイツ戦が終わってわれわれのサッカーが世界に通用するという自信がついた」。洪は同大会でリベロとして3試合フル出場して2得点をマークした。 韓国はW杯に4回出場したが0勝8敗3分け。54年スイス大会では2試合で16失点、無得点の屈辱も味わった。洪はW杯では6試合にフル出場したが、勝ち星なしの4敗2分け。だからこそ、フランス大会では1次リーグ通過より勝利にこだわる。「初出場の日本はアルゼンチン、クロアチアを恐れているように見えるが、点差はそれほど開かないはず。1点勝負でしょう。アジアの実力は低くない」。東アジアでは最も世界を経験している男が、2大会を経て得た結論だ。 【サッカー取材班】
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