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目 先 の 1 勝 に こ だ わ る な |
アスカルゴルタ監督(横浜M) 横浜Mのアスカルゴルタ監督(44)は、スペイン人だがボリビアの英雄だ。それは94年米国大会にボリビア代表を44年ぶりに導いた功績からだけではない。「オレは最初から最後までやり方を変えなかった。相手によって守備的な布陣で戦うことなど、決してしなかった」。ボリビアの持ち味である攻撃サッカーを最後まで貫いたからだ。 「殺してやる」「ボリビアに来たことのないスペイン人に何が分かる」。92年12月の監督就任時には、ファンから脅迫状が送られた。だが、FWエチェベリら攻撃陣にタレントをそろえ、3―4―3の攻撃的システムでW杯南米予選を戦い抜いた。ブラジルを2―0で破る快進撃で、93年度の国民栄誉賞「マン・オブ・ザ・ボリビア」も受賞した。脅迫状を送ったファンからは、いつしか「偉大なるひげおやじ」と親しみを込めて呼ばれるようになった。 米国大会では1次リーグでドイツ、スペイン、韓国と戦い、1分け2敗で4位。ドイツ、スペイン相手でもおくせず攻めた。「W杯を最終目標として考えてはいけないんだ。新しい出発点としてサッカーを発展させる絶好の場なのだから」。アスカルゴルタ監督の攻撃サッカーは、それ以降に花開いた。95年南米選手権で32年ぶりに予選を突破し、昨年は準優勝に輝いた。フランス切符は惜しくも逃したが、ボリビアは今、南米で確固たる地位を築いた。 日本はダイナスティ杯の中国戦で、アルゼンチン対策の守備的布陣を試した。「本大会でやり方を変えて1勝しても、後につながらない」。アスカルゴルタ監督は、日本サッカーにこうアドバイスを送った。 【サッカー取材班】
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