Jリーグの大物たち

河錫舟(C大阪−韓国代表)

 韓国代表MF河錫舟(ハ・ソクジュ、30=C大阪)はフランスW杯アジア予選で、韓国の不動の左サイドとして活躍した。前回の米国大会にも出場している河は、その経験を生かし、フランス大会での「W杯1勝」を目指す。攻撃的MFとして、大舞台に立っている「経験」は大きな武器。「今の韓国は若い選手で構成されている。つまり、経験の少ないチーム。だから、自分の経験が生きてくるはずだし、監督もそれを求めている」。

 河と同じ左サイドのMF名波、DF相馬も、積極的なミドルシュートをアジア予選で決めるなど、技術的には引けを取らない。しかし、河は「自分の持ち味なんて出せない。きっちりマークするだけで、精いっぱいになる。W杯の雰囲気にのまれてしまう。まずは最低限の仕事をすること」と米国で体験した重圧を踏まえてアドバイスを送る。

 米国大会で韓国は、優勝候補ドイツ相手に、2―3と健闘した。しかし河は「あの試合は、ドイツが暑さで疲れただけ、各選手がヨーロッパのリーグで活躍し、大観衆の中での試合経験も豊富。そんな彼らと同じコンディションで戦えば、結果は明らかだ」とレベルの差は経験にあることを強調する。「ただアジアのチームは、世界の中では代表としての練習量が多い。いくらすごい選手がそろっていても、総合力で劣る場合がある。日本はジャマイカ、韓国ならメキシコと1チームに照準を合わせれば、勝てないこともない」。河は、経験に勝つ唯一の方法は「組織力」でしかないと語った。フランス大会まであと3カ月、代表22人が固定されていない日本にとって、組織力を高める期間は、残りわずかだ。

【サッカー取材班】

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連載「夢、W杯」

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