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Jリーグの大物たち

バルディビエソ(横浜M−ボリビア)

 W杯は、現実的な夢もかなえてくれる。横浜MのMFバルディビエソ(26)は前回の米国大会で、その夢をかなえ た。「給料のいい海外でプレーして、親に大きな家をプレゼントしたいと思っていたんだ」。

 22歳でボリビアの司令 塔としてW杯に出場した。アスカルゴルタ監督(現横浜M監督)に率いられた同国は実に44年ぶりの本大会出場だった。バルディビエソはチャンスにかけた。「好きだったディスコ通いもやめ、サッカーに集中したんだ」。すべては、給料の安いボリビアのクラブから、外へ出るためだった。

 ドイツ戦(0―1)と韓国戦(0―0)に出場。続くスペイン 戦は累積警告で欠場したが「2試合で自分のすべてを出せた」と振り返る。チームは2敗1分けで1次リーグで敗退したが、そのハッスルプレーはスカウトの目にとまった。

 大会直後、地元ボリバルからアルゼンチンのニューウェルズオー ルドボーイズに移籍した。給料は倍以上の3000万円(推定)になった。1995年には、生まれ故郷コチャバンバ市にプール付きの豪邸を両親にプレゼントした。「人生の中で一番うれしかった。サッカーをやって、W杯に出られて、本当に良かった」。

 現在の年俸は、さらに倍の6000万円(推定)。バルディビエソはW杯で夢をつかんだ。「W杯のピッチには、宝物がいっぱい埋まっている。日本の選手もそれを見つけてほしい。これからの人生が変わるかもね」。夢 を手にした男は、最高の笑顔を見せた。

【サッカー取材班】

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連載「夢、W杯」

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