4・1 W杯共催記念 日韓戦

 4月1日、韓国ソウル五輪スタジアムで「2002年W杯日韓共催記念試合」が行われる。W杯フランス大会を2カ月後に控えた今回の対戦は、両国にとって重要な意味がある。59回目の日韓戦を取り巻く動きをリポートする。

 わずか5カ月の間に韓国のサッカー人気は落ち込んだ。韓国サッカー協会は、日本戦の前売り入場券を5万枚用意して16日に売り出した。だが現在、2万7000枚しか売れていない。昨年11月1日のW杯最終予選の時は、入場券が発売日に売り切れた熱気は今、どこにもない。

 今月1日のダイナスティ杯日本戦はテレビ局2局が生中継したが、視聴率は最終予選に比べるとかなり落ち込んだ。国営放送KBSでは最終予選で常に20〜30%を維持したが、ダイナスティ杯では10・6%と低調。同局関係者は「日本戦で10%台が出たのは初めて。W杯出場を決めたとはいえ、1日の日本戦は主力3人(洪明甫、河錫舟、徐正源)を欠いて勝算がないとみたのでしょう。負け試合を見て神経を使うよりは、気楽に最初から見ない人も大勢いますから」。

 韓国協会関係者はこう打ち明ける。「日本に2連敗している上に経済状況も厳しいので、最終予選よりサッカー熱が冷めている。4月1日には必ず勝って、もう一度サッカー人気に火をつけたい」。日本より強い韓国のサッカーを応援してきたファンにとって、弱い韓国には興味がわかないのだ。

 車範根(チャ・ブンクン)監督(44)は「やり方を変えるつもりはない。今回はベストメンバーで徹底的に日本をつぶす」と自信をみせた。サッカー人気回復の起爆剤は日本に完勝するだけ。日韓戦は過去58戦で韓国の3連敗はない。今度負ければ、W杯本大会の前にサッカー熱が冷め切ってしまう可能性もある。韓国は、日本をたたいてサッカー場の活気を取り戻すつもりだ。

【サッカー取材班】

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連載「夢、W杯」

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