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日 本 語 メ ニ ュ | 店 員 は 漢 字 の 名 札 |
エクスレバン市は今、市政スタート以来、初めてという空前の「日本ブーム」に沸いている。今年2月には、アンドレ・グロジャン市長(72)自ら音頭を取った日本歓迎準備委員会が発足。警備、経済、観光、スポーツ設備、プロトコール(受け入れ)など九つの小委員会を設けた。月1回の会合で、日本代表受け入れの準備を進めている。 2月には、パリから日本人商社マン、記者らを招き講演会を実施。市内のホテル、飲食店業者を呼び、ビデオを見ながらのセミナーも行った。「悪いことをしたと思ったら、日本人にはまず謝ろう」「日本人がニコニコ笑うのは合意の意味ではない」「目を直視してはいけない」などがレクチャーされた。 プロトコール小委員会では、W杯期間中に市内に配置する日本人ボランティアの募集も始めた。さらに、日本人スタッフが応対するフリーダイヤルも設置。3台の専用車を、困った日本人がいないか発見するよう市内に巡回させる。日本代表到着直前には、市民参加の市内大掃除も行う。 観光小委員会では、日本語パンフレットを5000部用意。ジャマイカ戦前日となる6月25日には、お江戸助六太鼓を使った日本文化イベントも開催する。また、市内の主要飲食店業者には日本人の来店に備えて「いらっしゃいませ」という日本語を指導した。ウエートレスは、漢字名の名前を名札に付け、メニューには日本円も併記する(もちろん使用できないが)。どこまでも徹底している。 市中心部のケーキ店「サヴィオ」では、パリ在住の日本人ウエートレスを雇うことを決めた。1994年の世界菓子選手権で優勝した腕を持つJ・Pサヴィオ店長は「メニューをすべて日本語に訳します。茶のアイスクリームもつくります。あと、不思議な日本のドリンク“カルピス”を使ったお菓子を今研究しています」と、日本人観光客獲得に必死だ。 【大崎公一郎】
(写真=日の丸がテーブルに配置されている、エクスレバン市のケーキ店「サヴィオ」のサヴィオ店長)
◆エクスレバン市 フランス東部、スイス国境に近いアルプス山脈ふもとの都市。人口は2万8000人。紀元前400年に温泉が発見され、ローマ人によって都市が建設された。年間の湯治客は約4万人。そのほかに年間3万人の観光客が訪れ、50軒のホテルがある。 目次 | W杯メーンページ ![]() |
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