W杯アジア最終予選速報

ニッポン! 仏へM1!
3決でイランかサウジと激突!

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 日本が5−1でカザフスタンに大勝し、アジア地区第3代表決定戦(16日、マレーシア)進出を決めた。日本は、通算3勝4分け1敗の勝ち点13とし、UAEが最終戦(対韓国、9日)に勝っても勝ち点12にしかならないため、日本のB組の2位が決定。A組2位との第3代表決定戦に勝てば、W杯本大会初出場が決定する。

 カズと呂比須が警告の累積で欠場した1戦。日本は、中山、城の2トップで必勝を期した。序盤から積極的に攻めた日本は前半12分、FKから秋田のヘッドで先制。4分後に中田が加点すると、同44分に中山が、体ごとゴールに飛び込むヘディングシュートで3点目を奪った。後半に入っても攻撃の手を緩めず、CKから井原が決め、途中出場の高木もゴールを挙げた。攻守に圧倒した日本は、守ってもFKからの1失点に抑えて、危なげなく勝利をおさめた。

 日本代表は、第3代表決定戦へ向け、10日にマレーシアへ出発。クアラルンプールで調整し、14日に会場となるジョホールバル入りし、16日の本番に臨む。
<写真=後半33分、5点目を奪った高木>

 中山が、2年5カ月ぶりに”ゴンゴール”を決めた。前半44分、名波のFKに、ダイビングヘッドで合わせて、貴重な3点目をマーク。体ごとゴールに飛び込む中山らしい得点だった。「カズさんの気持ちもグラウンドに持っていきました」。一目散に走り出すと、ベンチとサポーターに向かって、下に着ていた11番のユニホームをアピールした。

 序盤は、気持ちが空回りした。持ち前の運動量で、ゴール前をかき回したが、イレ込みすぎてシュートミスを連発。しかし、そんながむしゃらな姿勢がイレブンの闘志をかき立て、ゴールラッシュに結びつけた。

 左サイドのスペシャリスト、相馬が2アシストといぶし銀の活躍をみせた。韓国戦同様、果敢に攻め上がり、名波とのコンビで左サイドを切り崩した。前半16分に、ドリブルで切れ込み、フリーの中田へ冷静な折り返し。後半33分には、GKとDFの間のスペースへ絶妙なセンタリング。高木の代表復帰ゴールを導いた。一時は、調子を落としていたが、ここにきて本来の積極性が復活した。この日も1対1から突破を挑んで、精度の高いクロスを放り込み続けた。派手な得点ラッシュの陰に隠れたが、間違いなくMVP級の働きだった。

 日本が、第3代表決定戦で戦うA組2位は、イランかサウジアラビアになる。12日に行われるサウジ−カタール戦で、勝った方が首位に出て2位はイラン。引き分けた場合は、イランが首位でサウジが2位になる。

 第3代表決定戦に敗れた場合は、オセアニア地区1位の豪州とのプレーオフに(ホームアンドアウエー方式、22、29日)回り、最後の出場切符をかけて戦う。

 岡田監督「早めに点が入ったので、何点かは取れるかと思っていました。後半にコンビネーションが合わず、右サイドからの攻撃ができなかったのが課題。万全を尽くして、フランスに行けるようにしたい」。

 井原「(ゴールは)フリーだったので、無我夢中でした。次の試合が一番大事なので、これまでのサッカー人生をかけて、精一杯やります」。

 中山「みんなの歓声を聞いたら、鳥肌がたちました。最初は走っているつもりでも、どう走っているのか分からないくらいでした。(11番のユニホームを下に着て)カズさんの気持ちもグラウンドに持っていきました」。

 高木「途中からだったので、思い切ってやりました。久しぶりの試合でどうなるかと心配だったけど、点が取れてよかった。勝利に貢献できてよかったです」。

 「コンビネーションが完ぺきといえるほどできました。次に勝たないと意味がない。気持ちを切り替えていきます」。

 秋田「いい時間に取れて、いいリズムでいけました。チームは上昇していますし、次で決めたいと思います」。

 山口「セットプレーで先制できて楽になりました。自分たちの色とか形みたいなものを取り戻せてきた気がする」。

 川口「中山さんの3点目が大きかった。やっとW杯への出場権を得るチャンスをつかめました。(失点は)カベの枚数が少し足りなかったのかも。修正していきたい」。

 カズ「チームはいい雰囲気になっている。みんなが一つになれば突破できる。4年前の経験が最後に生きると思う」。

 日本サッカー協会・長沼健会長「敵地での借りを返そうと戦ったのだろう。上げ潮に載って第3代表決定戦に行きたかった。厳しさは変わらないが、チームは緩んでいない。次で決めたい」。

 日本サッカー協会・川渕三郎副会長「3度目の正直といったところか。最後の追試に合格し、次には卒業できるかどうかの試合が控えている。今度が最後という気持ちでやらなければダメだ」。

 カザフスタン・ベルダリン監督「動きや体力面で日本に負けていました。圧倒的なファンも日本に有利でした。私たちにはこんな大観衆での試合経験がない。アウエーとホームで同じように戦うのは無理でした。ぜひ第3代表になって下さい」。

◇アジア最終予選B組◇8日午後7時◇東京・国立競技場
日  本 3−0
2−1
カザフスタン
得点者

・前半12分、秋田(日)
・前半16分、中田(日)
・前半44分、中山(日)
・後半21分、井原(日)
・後半27分、エフテエフ(カ)
・後半33分、高木(日)

試合経過

・日本のツートップは、復帰したばかりの中山と城。他のメンバーは、GK川口、DF名良橋、秋田、井原、相馬、MF北沢、名波、山口、中田。

・コイントスで勝った日本は、メインスタンドから見て右側の陣地を選択。

・前0分、カザフスタンボールでキックオフ。

・前2分、危険なタックルをした名良橋がイエローカードを受ける。

・前2分、このFKをカザフスタンが直接狙うが、川口がキャッチ。

・前3分、中田のCKは、DFがクリア。

・前4分、相馬のクロスに、中山が頭から飛び込んだが空振り。

・前5分、名波のパスから、左サイドを上がった相馬がセンタリングするもDFクリア。

・前6分、相馬が下がり目の位置から中央に折り返し、中山が頭で合わせるが右に外す。

・前7分、相馬がDFの裏にセンタリング。フリーの城がヘディングシューとしたが、右に外す。

・前9分、縦パスを受けた城が足を引っかけられる。ファウルのサドゥオフはイエローカード。

・前10分、名波のCKを、ファーサイドの中山が頭で合わせるが左に外す。

・前12分、左コーナー付近のFK。中田が中央に上げ、飛び込んだ秋田がドンピシャリのヘディングシュート。GKとすれ違いざまに先制ゴール。

・前16分、中盤の名波が左サイドにはたき、走り込んだ相馬がマイナス気味にグラウンダーでセンタリング。中田が左足でシュート、GKがボールに触りながらもゴール。

・前20分、相馬がオフサイド。

・前21分、中山のショートパスを受けた中田が、中央に切れ込んでシュート。上にふかす。

・前22分、城がオフサイド。

・前23分、相馬が一人をかわしてセンタリング。城が飛び込んだが、GKキャッチ。

・前24分、FKを横に流して名良橋がロングシュートしたが、失敗。

・前25分、ファミルツェフのミドルシュートを川口が正面でキャッチ。

・前30分、名波のCKをDFがクリア。これを中山がオーバーヘッドで折り返し、北沢が頭で合わせるがGK正面。

・前34分、中山がオフサイド。

・前38分、名波のスルーパスから中田が抜け出し、フリーの中山にパス。やや浮き球になり、中山が右足のインサイドで合わせたが、上に外す。

・前39分、相馬がオフサイド。

・前44分、右サイド、ペナルティエリアやや外側のFK。名波のセンタリングに中山が頭から飛び込み、ゴール。

・シュート数は、日本13、カザフスタン4、CKは、日本3、カザフスタン0。

(前半終了)


<ハーフタイム>
・後0分、日本ボールでキックオフ。両チームともメンバー交代はなし。

・後0分、城が足をかけられてFK。中田が強烈なシュートを放ち、GKがはじいたが、詰めた中山がミスキックして外す。

・後3分、カザフスタン左サイドからのセンタリングは、川口がキャッチ。

・後5分、相馬が右足でゴール前に放り込み、これを受けた城が胸でトラップ。左足でシュートしたが、右ポストを直撃。

・後8分、山口がオフサイド。

・後11分、中盤からのズバレフのFKは、カベに跳ね返される。

・後12分、中田がミドルシュート。枠から外れる。

・後18分、ズバレフに代わり、マズバエフが出場。中山、名良橋に代わり、高木、中西が出場。

・後20分、城が倒され、ゴール前やや右でFK。名波が直接狙ったが、クロスバーを直撃。

・後21分、右CKから、ファーサイドの井原が右足で合わせてゴール。

・後25分、日本のクリアミスから、ロギノフがシューとしたが、力なく川口がセーブ。

・後27分、ゴール前正面FK、エフテエフがカベ越しに直接ゴール。

・後30分、ペナルティエリアやや外側のFK。コースを変えてから中西がシュートしたが、失敗。

・後31分、高木が左足でロングシュートしたが、上に外す。

・後33分、相馬のセンタリングを高木が右足のアウトサイドで合わせてゴール。

・後34分、マズバエフがイエローカード。

・後37分、コトフに代わってチョツシキンが、北沢に代わって森島が出場。

・後39分、DFの裏に名波が浮かせて、森島が右足で合わせたが、GKセーブ。

・後40分、名波の右CKから、高木が頭で合わせたが上に外す。

・後43分、中田のミドルシュート。DFに当たり、コースが変わってクロスバーを直撃。

・後44分、直接FKを川口が正面でキャッチ。

(試合終了)


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