W杯アジア最終予選速報

岡田監督 続投明言!

 加茂周前監督の更迭を受けて、サッカー日本代表監督に就任した、岡田武史氏が13日、フランスW杯アジア最終予選の残り3試合でも指揮をとる意向を示した。

 この日午前、岡田監督と日本代表選手は、遠征先のウズベキスタンから帰国。岡田監督は、東京都内のホテルで加茂前監督に会い、報告と今後の相談を兼ねた会談をもった。その後質問に答え「加茂さんからは、辛いだろうが頑張ってみたら、と言われました。14日に大仁強化委員長と話し合い、結論を出します」と、事実上の続投宣言をした。

 帰国した日本代表は、アウェーで2分けと、思ったような成績を残せなかったためか、疲れた表情の選手も多かった。17日からは、26日、国立競技場で行なわれる対UAE戦に向け合宿入りする。

 また、一行とともに帰国した、長沼健日本サッカー協会会長も13日、会見を行なった。長沼会長には今大会予選の成績不振、監督交代をめぐるゴタゴタに対する責任問題が問われているが、「けじめをつけなければならないことは分かっている。自分の進退は、時期を含めて理事会にゆだねる」と語った。日本協会理事会は20日に開催される。

岡田! 去就は14日!

 日本代表の岡田監督は、ウズベキスタン戦後に自身の去就について「あと1日2日のうちに、自分の中でのけじめをつけてから決めようと思っています。火曜日(14日)には発表したい」とマスコミ陣に語った。また、更迭された加茂前監督に触れ「加茂さんに頼まれて代表のコーチになった。辞めるときは一緒に辞めようと話していたし、当然僕にも責任はある」と、自身の置かれた苦しい立場を打ち明けた。これに対して、サッカー協会の長沼健会長は「コーチ陣は白紙の状態」と明言を避け、大仁強化委員長は「強化委員会としては、岡田監督の続投を決めている」と慰留する以降であることを明らかにした。
<写真=初さい配を振るった岡田監督>

幻のゴールを提訴!

 日本サッカー協会の小倉専務理事は、11日のウズベキスタン戦の前半22分に、城がゴールしながらオフサイドと判定されたプレーについて、マッチコミッサリーを通じて、国際サッカー連盟(FIFA)に提訴した。日本に帰国後、FIFAに対し、試合のビデオを送付する予定になっている。


日本! またもドロー!

呂比須! 土壇場同点ゴール!

[日刊スポーツ特別版(PDF)]

 日本代表が、終了間際のゴールで同点に追いつき、W杯本大会出場へかすかな望みをつないだ。日本の勝ち点は6で、韓国(勝ち点13)、UAE(同7)に続き3位。1位での予選通過は絶望的な状況で、自力での2位も不可能になったが、数字の上でわずかな可能性を残した。日本は26日、ホームでのUAE戦に臨む。

 岡田新監督に代わってからの初戦。日本は、FWに城、MFに森島を入れる新布陣で臨んだ。2列目から飛び出す森島の動きが功を奏し、前半22分にはオフサイドの判定を受けたものの、城がゴールネットを揺らすなど好スタートを切った。しかし同31分、CKからこぼれたところをカムバラリエフに決められ、最終予選で初めて先制点を許した。

 後のない日本は、後半に入ると森島、斉藤に代えて中田と呂比須を投入。さらに、秋田を前線に置く超攻撃的フォーメーションにシフトし、ロングボールでFWに合わせる攻めを繰り返した。そして、敗戦濃厚となった終了間際の後半44分、井原のロングパスに、呂比須が頭で合わせて同点に追いついた。

 かろうじてドローに持ち込んだが、新体制で臨んだこの試合でも勝ちを逃した。何度もチャンスを逸したほか、レフェリーの厳しい判定に苦しむなど、不運も重なった。また、前半早々に、井原が通算2枚目のイエローカードを受け、28日のUAE戦に出場できなくなった。
<写真=試合終了後、サポーターにあいさつする日本代表イレブン>

 岡田監督「引き分けで、W杯の可能性が非常に少なくなったのは事実だと思います。しかし、0−1で負けていた最後に追いついてくれた。ひょっとするとひょっとするのではないかとの希望を持っています。選手にも可能性がある限り戦おうと伝えました」。

 井原「どうしても今日は勝たなければいけない試合だった。(警告による次戦の出場停止は)初めから覚悟していたこと。代わりの選手がやってくれるだろう」。

 三浦知「まだあきらめていない。終わっていないんだから、次ぎに頑張るだけ」。

 川口「勝てると思ってやっていました。まだ終わったわけじゃないので、頑張ってやります」。

 日本サッカー協会・長沼健会長「前半、3点は取れた。取るべきときに取れたら、もっとよかった。残り3戦で全勝を目指すしかない。もう全く後がない。コーチ陣については白紙の状態だ」。

 川渕三郎副会長「最後まで戦う姿勢もあった。勝負は時の運、戦う姿勢は次につながる。首の皮がつながった」。

◆W杯への道
 日本は、この引き分けにより自力でB組2位に入ることが不可能になった。日本は5戦を終え、1勝1敗3分けで、勝ち点6の3位。2位のUAEは、2勝1敗1分けで、勝ち点7。日本は、残り3試合を全勝しても勝ち点は15で、UAEは日本戦以外を全勝すれば勝ち点16となる。韓国は、この日のカザフスタン戦で引き分けたが、1位の座は揺るぎそうにない。日本が、2位に入るためには、残り試合を全勝し、UAEの取りこぼしを期待するしかない。

◇アジア最終予選B組◇11日午後9時(日本時間)◇ウズベキスタン・タシケント
日  本 0−1
1−0
ウズベキスタン
得点者

・前半31分、カムバラリエフ(ウズベキスタン)
・後半44分、呂比須(日本)

試合経過

・日本は、名波と山口がダブルボランチに入る3−5−2のシステム。メンバーは、GK川口、DF井原、斉藤、秋田、MF相馬、山口、名良橋、森島、名波、FWカズ、城。

・前半0分、日本ボールでキックオフ。

・前半1分、井原が相手FWの足を引っかけてイエローカードを受ける。

・前半2分、ウズベキスタンの右FKは、川口が直接キャッチ。

・前半3分、DFの裏に森島が抜け出し、GKと1対1になるも、ドリブルが大きくはじかれる。

・前半5分、レベデフのミドルシュートは、クロスバーに当たって外れる。

・前半9分、カズの左CKは、GKがパンチング。

・前半15分、名波のロングシュートはGK正面。

・前半16分、カシモフのFKは、日本のカベにはじかれる。

・前半17分、名波のスルーパスに森島が走り込んだが、オフサイド。

・前半21分、なかなかスローインをしないカムバラリエフが、イエローカードを受ける。

・前半21分、オーバーラップした秋田がロングシュートしたが、GKがCKに逃げる。

・前半22分、カズの左CKは、DFがクリア。このボールを山口が拾って、ミドルシュート。GKがはじいたところを城が詰めて、先制ゴールかと思われたが、判定はオフサイド。

・前半24分、裏に抜け出た城がグラウンダーでセンタリング。森島が左足を振り抜いたが、ミートせず。

・前半25分、フリーで狙ったカシモフのシュートを川口が好セーブ。

・前半30分、シュクイリンの振り向きざまのシュートを川口がCKに逃げる。

・前半31分、ウズベキスタンの右CKをDFがクリア。これを拾われシュートされるがDFがブロック。またしてもこぼれたところを、カムバラリエフが、ミドルシュートし、川口が飛び込むも左隅にゴール。

・前半35分、カシモフのミドルシュートは左に外れる。

・前半37分、ペナルティエリアやや外からのFKをカズが狙うが、GK正面。

・前半38分、カズの左CKは、DFがクリア。

・前半38分、左サイドをドリブルで上がったカシモフが、センタリングするも川口がキャッチ。

・前半39分、ウズベキスタンの右CKは、DFがクリア。

・前半42分、レベデフからシャツィフへのパスはオフサイド。

・前半43分、ゴール前の混戦から、カズが抜け出しシュート。GKがはじくが、DFクリア。

・前半45分、名波の縦パスからカズがシュートしたが、力なくゴール右に外す。

(前半終了)


<ハーフタイム>
・日本のメンバー交代はなし。ウズベキスタンは、カシモフに代えてバザロフが出場。

・後半0分、ウズベキスタンボールでキックオフ。

・後半4分、バザロフがゴール前フリーでボールを受けるが、名良橋がカット。

・後半6分、左からカズがショートコーナー。森島を経由してカズがセンタリングするが、DFがクリア。

・後半8分、ウズベキスタンの右CKは、DFがクリア。

・後半8分、森島、斉藤に代えて、中田、呂比須が出場。日本は、3トップの攻撃的布陣に変更。

・後半9分、シャツィフがドリブルシュートし、左に外す。

・後半10分、シルショフに代えて、シャイマルダノフが出場。

・後半14分、中田の足を引っかけたレベデフが、イエローカードを受ける。

・後半14分、右サイドのFKを名波がファーサイドに流すが、そのままゴールラインを割る。

・後半17分、名波がミドルシュート。ポストのわずか右に外れる。

・後半19分、カウンターからレベデフがセンタリングするも、井原がヘッドでクリア。

・後半20分、中田がミドルシュートし、GKがはじいたが、自らセーブ。

・後半22分、中田の左CKはDFがクリア。再びCKとなるが、日本のファールで逸機。

・後半26分、山口がイエローカードを受ける。

・後半30分、シャツィフのパスから、フリーのバザロフがシュート。左に外す。

・後半33分、中田が右サイドをドリブル突破し、センタリング。カズが頭で合わせるがGK正面。

・後半34分、名波に代えて、中西が出場。

・後半35分、中西がイエローカードを受ける。

・後半39分、シャツィフに代えて、マタリエフが出場。

・後半40分、名良橋のロングスローも、DFがクリア。

・後半44分、井原のロングパスを、呂比須が頭で合わせて同点ゴール。

・後半45分、左サイドから中田がセンタリングし、呂比須が頭で合わせるも右に外す。

(試合終了)


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