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ジダン出場も…前回V初の無得点1次敗退

 前回優勝国のフランスが1次リーグで敗退した。1950年イタリア、66年ブラジルに次いで3度目のこと。イタリアは1勝1敗で2位、ブラジルは1勝2敗で3位だったが、前回王者が最下位、それも無得点で敗退するのは史上初めてだ。

 窮地のフランスは故障明けのジダンを起用し、攻撃的な布陣を敷いた。しかしアンリとプティを出場停止で欠き、左太もものサポーターが痛々しい司令塔は、試合勘が戻っていなかった。

 開幕戦で見られたアンリのクロスバー直撃弾や、トレゼゲがポストに当ててゴールを逃した悪い流れは、この日も続いた。前半38分にはジダンがペナルティーエリア外の左側から放ったが、シュートはゴール右上をかすめただけ。後半29分のトレゼゲのシュートはさらに象徴的だ。ゴール前で足元にきたボールを強く振り抜いたが、クロスバーに跳ね返された。何度打っても奪えないゴール。トレゼゲはあきらめたような笑みを浮かべ、天を仰いだ。

 3試合で得点ゼロ。イングランド・プレミアリーグのアンリ(アーセナル)イタリア・セリエAのトレゼゲ(ユベントス)フランス1部リーグのシセ(オセール)と、欧州の3人の得点王をそろえ、日本のトルシエ監督が「決定力不足と無縁なのは世界でフランスだけ」とうらやんだ姿は、どこにもなかった。

 前半、デンマークがわずか1本のシュートで先制したのとは対照的に、勝利の要素として必要なツキにも完全に見放されていた。ルメール監督は「この負けは受け入れないといけない。これまでわれわれが勝利を受け入れてきたように」と潔く負けを認めた。

 フランス・ジダンの話 デンマークに先制点を取られて難しくなった。2点差がついてから終盤は、われわれは少し気が抜けた。苦しくなった。4点必要と言われれば、それは仕方ない。最初に点を取れば気持ちも盛り上がったはずだが、つきもなかった。

(写真=前半、先発出場したフランスのジダン=仁川文鶴競技場(共同) )

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