萩本監督、プロ並み人気の極意を語る
萩本欽一監督(63)率いる「茨城ゴールデンゴールズ」が15日に9日間の宮崎キャンプを打ち上げる。クラブチームを立ち上げてわずか2カ月。紅白戦は3日間で4万3500人の観客を動員するなど早くもプロ並みの人気を誇っている。プロ野球の各球団が必死になって取り組む「ファンサービス」も簡単に成し遂げた欽ちゃん。打ち上げを前に、その極意やプロ球団のキャンプ地をめぐった感想を聞いた。
7日からキャンプインし萩本監督は、連日、ファンサービスに徹した。前日の6日には巨人とソフトバンクのキャンプ地も訪れ、プロの現状を初めて目にした。巨人は清武代表と長嶋一茂球団代表特別補佐が出迎え、堀内監督も気さくに応じてくれた。
萩本監督「一茂さんから『気が付いたことは何でも言ってください』という言葉を聞いて、どれだけファンサービスに力が入っているか分かったね。巨人で一番、面白かったのは堀内さんの解説だね。上原さんがマウンドの少し後ろから投げた時、『調整しているんだよ。調子が出てくるとだんだん、前に出てくるよ』と言ったら本当にそうだったもん。この言葉をお客さんにも聞かせてあげたいと思ったね。プロのグラウンドで楽しい企画はいらない。専門的な動きを、監督やコーチが専門的に解説してあげればお客さんも面白さが倍増するんじゃないかな」。
ソフトバンクでは王監督と直接対面して、交流試合を含めた球界発展の話題で意気投合した。球場周辺には、フリーマーケットや子供の遊戯設備を設けるなどテーマパーク的要素も持たせており、巨人を上回る観客に驚いた。
萩本監督「ソフトバンクのキャンプはまさに僕がやりたいこと。地域密着で、野球に興味がないお母さんたちも楽しめるでしょ。ファンサービス+住民サービス。野球のキャンプは練習するだけじゃなくて地域の活性化も担っているということ。僕も今回やってみて実感しました」。
日向キャンプでは差し出されたサインを1枚も断らず、深夜までファンサービスのアイデアをひねり出した欽ちゃん。睡眠時間は平均4時間。パン食い競走や場内アナウンス、選手の態度まで実は打ち合わせしていたものだった。
萩本監督「野球にギャグを持ち込んじゃだめ。真剣なプレーに対して、僕が解説したり、突っ込みを入れるのが面白いんだから。これが野球が緊迫してくると僕のしゃべりは少なくなります。そう思うと、長嶋監督(巨人終身名誉監督)はスーパー監督だったね。ファンサービスと監督業を両立させていたんだから。これから僕も(本拠地の茨城県)桜川村に帰って本格的な“劇場”づくり、そして長嶋さんのような演出でお客さんを喜ばせたいね。皆さん、楽しみにしていてください! 【構成・鳥谷越直子】
[2005/2/15/08:34 紙面から]
写真=臨時コーチに訪れた元ダイエーコーチの若菜氏(左)とゴールデンゴールズの萩本監督
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