東海大相模、黄金再現8点発進/センバツ
<センバツ高校野球:東海大相模8−3三本松>◇4日目◇27日◇1回戦
東海大相模(神奈川)が巨人原辰徳前監督らを擁して築いた黄金時代をほうふつとさせる強力打線で圧勝した。1回に田中大二郎内野手(2年)の右越え2ランで先制すると、5回には小林亮外野手(3年)の左越え2ランで中押し。本塁打攻勢で、希望枠の三本松(香川)を8−3で下した。
「強打の相模」が甲子園で復活した。1回、4番田中が2ランで先制。5回には5番小林が左翼席に2ランをたたき込む。1度のリードも許さず、主導権を握り続けた。75年(昭和50年)に原辰徳を擁して準優勝した当時を思い起こさせる試合運びだった。
大技だけではない。3点リードの9回無死三塁から、3番角一晃主将(3年)がスリーバントスクイズを決めた。勝つためには、あらゆる策をとる。門馬敬治監督(35)は「どんな形であれ、点が入ればOK。無安打で1点を取るのが1番です」。昨秋の関東王者は、点差以上の強さを漂わせた。根底にあるのはチーム愛だ。
門馬監督「ボクは辰徳さんの『ジャイアンツ愛』という言葉が大好きなんです。チームを愛さなければ練習しよう、勝ちたいと思えない。大事なのは『相模愛』だと思います」。
試合後も「どの年代の人間も勝負に一生懸命だ。今の連中も同じ熱い気持ちで戦ってくれている」と誇らしげに話した。
ユニホームも70年代に戻った。縦じまは同じでも昨年まで大学に合わせた白地からブルーに変えた。同監督は「原点回帰ということ。先輩たちに少しでも近づけるようにという思いで」と説明。00年春もエース筑川と強力打線を擁して優勝しているが、強い「相模愛」が青みとなって、ユニホームに染み込んでいる。
公式戦初本塁打の田中は父淳一さん(43)も同校野球部出身。「父から野球を教わり感謝しています」。同じユニホームにあこがれ、実現し、戦う。時空を超え、変わらぬ頂点への思いをかなえる。【今井貴久】
[2005/3/28/10:11 紙面から]
写真=5回表東海大相模1死二塁、小林亮が左越えに2点本塁打を放つ
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