逆転の桐光、4連続イッキKO/高校野球
<高校野球神奈川大会:桐光学園11−5慶応>◇28日◇決勝◇横浜
桐光学園が慶応に11−5で逆転勝ち、3年ぶり2度目の出場を決めた。2点を追う7回裏、相手エース中林伸陽投手(3年)から、村山雄輝内野手(3年)が3ランを放ち、試合をひっくり返した。
2点を追う7回裏だ。桐光学園は、慶応のエース中林から四球と安打などで1死一、三塁の好機をつかんだ。3番・村山は2球目の内角高めの直球を振り抜いた。打球は逆転3ランとなって右翼席最前列に飛び込んだ。この後、中林に代わった忠本、田代から打者一巡の猛攻で一挙6点を奪い、ついに3年ぶりの頂点に立った。
打線の起爆剤は、午前中に行われた本校グラウンドでの特訓にあった。3年前、甲子園に出場したときの左腕エース清原尚志投手(東農大3年)が打撃投手を務めてくれた。ナインは同じ左腕の中林を想定し、朝8時から約20分間、打撃練習を行った。清原が母校の優勝のため、自ら志願した。逆転弾を放った村山は「清原さんを打てれば、中林も打てると思っていた。大学のテストの日なのに来てもらってうれしい」と感謝した。
さらに今大会は、試合の前日にメンバー全員が学校に宿泊。増田仁主将(3年)の「チームの意思統一をはかる」という意味合いで始めた取り組みが、5回戦の横浜商大高戦以降、4試合連続で逆転勝利という結果につながった。
3回宙に舞った野呂雅之監督(44)は「目標としてきたバランスのいいチームができた。神奈川の代表として、恥ずかしくない戦いをしたい」と語った。3年前は清原とバッテリーを組んだ船井剛主将が「甲子園を、熱い、熱い夏にすることを誓います!」と宣誓して、3回戦まで進出した。その「熱い熱い甲子園」に、再び桐光学園が挑む。
[2005/7/29/09:04 紙面から]
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