「見てましたよ〜! 勝ったね〜!」
電話の主は東邦高校OBの中日、朝倉健太投手でした。「長峰もよかったけど、高木がさー、いいんじゃない?」
東邦の試合が行われたのは、第2試合。11時試合開始で、お昼時。ナゴヤドームでの阪神戦。ナイター予定の朝倉君は、しっかり母校の試合をテレビ観戦していたそうです。
その朝倉君がチェックした3番バッターの高木君! 5打数4安打1打点の大活躍でした!実は、ヨシネーは試合前からこの高木君をしっかりチェックしていたのです!高木君は、この甲子園出場に、特別な思いを抱いていました。それはお父さんへの感謝の気持ちです。
「僕はお父さんと2人。父子家庭なんです。でも、これまで僕の甲子園出場を願って、一生懸命影で支えてくれました。その恩返しがしたいんです」朝食と、お洗濯は高木君のお仕事。お父さんは夕食の支度と掃除。そして、夕食後、ティーバッティングのボールを上げたり、素振りを見てくれたり。毎晩、自主練習の手伝いをしてくれていたのだそうです。
「仕事だけでなく、家のことをやっているにもかかわらず、練習にも付き合ってくれました。本当に感謝しています。でも、なかなか面と向かっては言えないんです…“ありがとう”って。高校2年の時なんて、反抗期っていうのかな。お父さんのすることにすぐにムカついて文句言っていました。でも、こうして3年になってチームの上に立つようになって、いろんなことが見えてきたんです。僕が健康な体で野球ができるのは、お父さんのおかげなんだって」
いつもは、なかなか言えない「ありがとう」の言葉。この日の試合で、高木君はその感謝の気持ちを込めて活躍を誓っていたのです。
「“オマエは力んで右肩が開くクセがあるから、打席に入るまでに大きく深呼吸しろ”って言われました」そして、高木君は、帽子のひさしをそっと見せてくれました。そこにはこんなことが書いてありました。
“己を信じて。どんなときも笑顔で!”
「昨晩、書きました。笑顔でリラックスして、お父さんが言うように力まないように。頑張ります!」
右が高木朋成君。そして左が鈴木亮君。二人はお笑いコンビを組むほどの仲良し!? チームのムードメーカーです!
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初回のバッターボックス。ふぅ〜っと大きく息をつく。そう、お父さんの言ったとおりに。そして、センター前へヒット!得点のチャンスを広げました。2−1と1点リードのまま迎えた9回表には、センターの頭上を越す大きな三塁打を放ち2点の追加点をチームに…いや、お父さんにプレゼント! チームを勝利に導きました。
「それまでの打席で変化球ばかりだったので、狙っていました。変化球が来た瞬間、ヨシって感じでしっかりと捉えることができました」そして…追加点がなかなか取れない試合展開にも、高木君がチームみんなに「笑顔でいこう!」そう、言ってみんなを盛り上げていました。「笑っていれば、いつかチャンスが来る。流れがくる。そう信じていました」そう、それは、帽子に書いた言葉。そのものでした。「お父さんが言った“力むな”というアドバイス通り、力が入っていると思ったら、帽子のひさしを見て落ち着きました。あの1本は、お父さんのおかげですね。恩返し、できました!」そういって、満面の笑顔を見せてくれました。この1勝は、父と子の大きな絆が生んだ勝利でした。
ところで…。実は、この日のナイター。中日対阪神戦の先発は朝倉君。7回を投げ、残念ながら1−2。負け投手になってしまいました。
「後輩たちに負けないように頑張らないとね。今はローテーションで使ってもらって、去年よりもステップアップしているから、この調子で頑張るよ!」最後に、そんな力強い言葉をくれました!
甲子園出場。そして、その活躍は、OBをはじめ周りの人たちにたっくさんの勇気をくれるんだねー! 東邦のみんな。次の試合も、頑張ってね!
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〜ヨシネー写真館〜 |
この夏、ヨシネーがハマッちゃった大阪桐蔭。これまたみんな元気でたっくさんのギャグで笑わせてくれたいいチームでした。疲れていたときも、みんなと話していると元気が出たよ! 東邦VS大阪桐蔭…ヨシネーの大好き校同志の対決…。フクザツでした…。 |
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前日、智弁学園に負けた拓大紅陵ナイン。地元に帰る前に甲子園へお買い物に来ていました。たっくさんの拓大紅陵グッズを買い込んで、いい思い出作りができたみたい
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