今年のオールスター改革
昨年7月のオールスター戦が延長11回7−7の引き分けで史上初めて途中で打ち切られた。この結果に、引き分けを好まない米メディアやファンから激しい批判が寄せられた。これを受けて、大リーグ機構のバド・セリグ・コミッショナーは「高い入場料を払っている観客には、公式戦同様の熱戦を見せるべきだ。テレビ局も高い放送権を払っているし、(球宴は)ただの顔見せであるべきではない」として、日本と違い1年に1試合しかない球宴の活性化に乗り出し、選手会とも合意した。
- 今年から2年間の試験的導入ながら、オールスターに勝ったリーグの優勝球団に対し、ワールドシリーズ(7回戦制)の際に有利になるよう第1、2、6、7戦の主催権を与える。これまでは、両リーグの覇者が交互に4試合の主催権を持っていた。
- 出場選手の選出については、従来のファン投票はそのままとし、監督推薦枠を縮小。新たに30球団の監督、コーチ、選手による投票を実施。ナ・リーグは野手8人、ア・リーグは野手8人と指名打者1人、さらに両リーグとも投手8人(先発5人、救援3人)が「関係者枠」で選出されることになった。出場選手も両リーグそれぞれ30人から32人に増えた。

全選手使い切り11回ドロー、打ち切りにブーイング
【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)9日(日本時間10日)=四竃衛、久我悟】大リーグのオールスターが、「選手不足」のため、史上初めて途中で打ち切りとなった。7−7の同点のまま、試合は延長戦に突入。すでに全60選手が出場した11回裏が始まる前に、セリグ・コミッショナーと両軍監督が話し合い、投手が足りないことを理由に打ち切りを決めた。過去72回の球宴史上、61年の降雨コールド以外に引き分けに終わった例はなく、ファンからはブーイングが上がった。(2002/07/11付紙面より)
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史上初の引き分けに終わり、時計が午後11時54分を指しても残ったファンはブーイングを続けた(2002/07/09)
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今年のオールスター首脳陣
- <ア・リーグ>
- 監督 :マイク・ソーシア監督(44=エンゼルス)
- コーチ:ロン・ガーデンハイアー監督(45=ツインズ)
- ジェリー・マニエル監督(49=ホワイトソックス)
- 名誉キャプテン:ルイス・アパリシオ氏(69=元ホワイトソックスなど)
- <ナ・リーグ>
- 監督 :ダスティ・ベーカー監督(54=カブス)
- コーチ:トニー・ラルーサ監督(58=カージナルス)
- ロイド・マクレンドン監督(44=パイレーツ)
- 名誉キャプテン:ゲーリー・カーター氏(49=元エクスポズなど)
常連スター落選
カブスのソーサ外野手、レッドソックスのマルティネス投手ら常連が落選した。負傷で成績を残せなかったDバックスのジョンソン、シリング両投手、メッツのピアザ捕手らも姿を消した。
初選出は29人
負傷で辞退したロッキーズのチャコン投手を含め初選出は29人。88年シンシナティでの30人以来の大量初選出になった。マリナーズのモイヤー投手はメジャー17年目、40歳で初選出。ホワイトソックスのロアイザ投手は昨季限りでブルージェイズから放出され、今春キャンプは招待選手(マイナー契約)の身分だった。
ブレーブスから最多7人
ブレーブスから7人が選ばれ両リーグ最多。以下マリナーズ、カージナルスの5人、アスレチックスの4人と続く。30球団から少なくとも1人は選ばれた。
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