「イチロー先輩」の突然の来訪に、愛工大名電の現役部員は平常心を失うほど驚いた。野球部の本格始動は6日の予定。急きょ集合したこともあり、キャッチボールからノックまで昨春センバツを制した全国屈指の強豪とは思えぬプレーが続出した。倉野監督も「うちの選手、本当はもっとうまいんだけどねぇ」とイチローに“言い訳”する一幕もあった。
今オフ解禁となった合同練習。大先輩の球を捕球した主将の石黒元都内野手(2年)は「生で見られるだけでも十分なのに、並んでキャッチボールまでできた。一生の思い出にしたい」と夢心地。ただ息をのむようなレベル差に「まねしていいのか悪いのか…。それにまねしてもできるかどうか」と続けた。
[2006/1/4/08:53 紙面から]
写真=高校生と一緒にダッシュを繰り返すイチロー