巨人上原浩治投手(30)が、国内外でWBC出場辞退者が続く事態を嘆いた。本格的な始動となった8日、川崎市のジャイアンツ球場で取材に応じ「世界大会の意義があるのかな。疑問しか残らない」と話した。
球界発展、国のために戦う。大会の理念と自身の思いが一致しているからこそ、心が痛む。「五輪で野球がなくなって、みんなで盛り上げよう、としていたのに。寂しいな」。淡々と話したが、表情はさえない。
現時点では巨人でただ1人、日の丸を背負う。この日もランニング、キャッチボールでみっちり汗を流した。「巨人代表というより、日本代表の気持ち。恥ずかしくない投球をしないと」と言った。開幕投手の最有力候補も「今はWBC。1つ1つやっていく」。日本のエースは気を取り直して投げ抜く構えだ。
[2006/1/9/08:58 紙面から]
写真=巨人上原は工事中のジャイアンツ球場でランニング