松坂感染怖い!!宮崎でインフルエンザ猛威
3月の「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に向け調整中の西武松坂大輔投手(25)に「見えない敵」が立ちはだかった。4日、チームメートの水田圭介内野手(25)がインフルエンザでダウンし、伊東監督ら首脳陣は緊急ミーティングを開いて全選手、スタッフに予防を徹底するよう呼びかけた。しかし、今後もキャンプ地の宮崎県内で猛威をふるうインフルエンザの餌食になる選手が出てくる可能性もある。順調に仕上がっている松坂にとって、唯一にして最大の不安材料となりそうだ。
松坂が表情をこわばらせた。「ここではあんまり、はやっていないと聞いていたんですけど…」。宮崎県内で猛威をふるうインフルエンザウイルスが、西武のキャンプ地・南郷町を侵食し始めた。前日3日に水田が体調不良を訴えて病院で検査したところ、インフルエンザと診断された。一夜明け、この日の早朝散歩の際に、前田チーフトレーナーが全選手を集めて水田の件を報告し、今後の予防法について指導を行った。
(1)石けんによる手洗い(2)起床直後からのこまめなうがい(3)各部屋に配備した加湿器を常時稼働させておくことなどが選手たちに義務づけられた。しかし、現在、県内では休校する小学校などが相次ぎ、国立感染症研究所が発表する「インフルエンザ流行マップ」でも宮崎は全国一の感染地と認定されており、予防に全力を注いでも、第2、第3の感染者が出てこない保証はない。
伊東監督も頭を抱えるしかない。「宮崎ではやっているのは知っていた。予防接種を受けてきても、インフルエンザにもタイプがいろいろあるみたいだから完全には防げないみたい。ほかの選手にうつったら大変だから、水田は3日間隔離することにした」。他の選手と接触させないよう指示したが、不安はぬぐい切れない。
チームのエースで、日本代表として国民の期待も背負う松坂は「僕は予防接種も受けてきたし、何とか気合で乗り切ります」と明るく振る舞った。しかし、かかってしまったらWBCやシーズン開幕に影響が出るのは必至。「見えない敵」におびえる日々が始まった。【広瀬雷太】
[2006/2/5/09:27 紙面から]
写真=WBC武田投手コーチ(左)と談笑する松坂
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