横浜牛島監督が直接行動「統一してよ!!」
合格? それとも不合格? 横浜牛島和彦監督(44)が審判団の「あいまい判定」に直接行動を起こした。10日、沖縄・宜野湾キャンプに井野修セ・リーグ審判部長(51)ら7人の審判員が視察したが、フォーム改造中の三浦大輔投手(32)について審判間で意見が分かれた。楽天岩隈のように一発合格もいれば、WBC組でも修正に成功したヤクルト石井弘や苦闘する広島黒田など、今季から厳しく適用される2段モーションに関して選手間で試行錯誤が続いている。
試行錯誤の投球を繰り返す三浦の球数が100球をすぎた時だった。捕手の後ろで首をひねる2人の審判の様子に気付いた牛島監督が苦笑いを浮かべた。1人の審判は「ダメだ」との見解。もう1人は「いいだろう」と、両手で円を作って見せた。
チームの絶対的なエースの今季を案じた牛島監督もこの光景には黙っていられない。「ちょっと来てください、みんなで見てください、統一してください」。ブルペンにいた7人の審判員を呼び寄せ、統一見解をまとめるように切望した。
牛島監督 個々の審判で見方が違うし、いろんな感覚があるだろうから、みんなで見てくれれば、どこまでがOKかというラインが分かるようになると思ってお願いしました。
2週間後にはオープン戦が開幕する。「違反投球」を指摘され、改造に着手している投手たちに明確な基準が示されなければ、混乱を招く。繊細な投手心理を理解する指揮官だけに、審判員の間に残る、迷いの早期解消を強く求めた。
三浦は左足を上げた際に、ギリギリの線まで軸足に力をため込むフォームを試していた。左足が頂点に達したときに「少し上下した」と判断した審判と、「問題ない」と見た別の審判の間には明らかなズレがあった。三浦が若干の修正を試みると「△」印を手で作る審判もいた。
この日、明確な回答は得られなかった。牛島監督は「仕方がない部分もある」と改革元年の難しさに理解も示す。それでも投手を混乱させたまま開幕まで引きずることはできない。「(開幕)ギリギリにダメだといわれても困る。できるだけ早めにお願いしたい」と訴えていた。【山内崇章】
[2006/2/11/09:08 紙面から]
写真=2段モーションと判定される足の上げ方を三浦に伝える牛島監督
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