イチロー3の2、実戦感覚戻った
オリックスの宮古島キャンプに特別参加しているマリナーズ・イチロー外野手(32)が12日、紅白戦で2本の二塁打を含む3打数2安打を放った。3月の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」出場へ実戦感覚を取り戻し、準備OKだ。清原や中村らと練習した充実の2日間に「新しい仲間ができたような気持ちになった」と話し、日の丸を背負って戦うモチベーションもグンとアップしてきた。
宮古島キャンプを去るイチローが練習終了後にロッカー室で、清原とガッチリ握手を交わした。「いろいろとありがとうございました」とあいさつした。充実の2日間は日本のリーダーとしてWBCに出場するイチローには最高の実戦調整となった。
前日に続いて「1番ライト」で紅白戦に出場。1打席目には初球を二ゴロ。始球式でも少年の投げたボールを左前打して場内の笑いを誘ったが「初球? それがテーマでした」と積極的にストライクのボールを狙った。2打席目はカウント0−3から内角寄りの直球を右翼線二塁打。3打席目にはセンターオーバーの二塁打を放って、貫録の姿を見せつけた。
わずか2試合で、実戦感覚をつかんだ。「1日で感覚が変わるもんだなあ、と思った。しっかりとボールを見極めたり、線に入ってボールをたたくとか、昨日の試合ではなかったこと。それは実戦の練習が大事なんだと思った。1日で変わりました。実戦感覚が戻った? そういうことです」と強調した。
モチベーションもアップした。WBC参加を決断した時から日の丸を背負って立つ覚悟はできていた。その気持ちに、清原、中村らオリックス・ナインが温かく迎えた。清原はホスト役に徹し「愛国心を胸に、オレらの気持ちも」と託した。イチローは「選手たちが、あれだけ気持ちよく迎えてくれて、新しい仲間ができたような気持ちになった。お互い刺激が与えられるような、そんなシーズンにしたいです。来年のキャンプ参加? 清原さんに来いって言って、少し脅されたら来るかもしれない(笑い)」とイチロー流で感謝の気持ちを表した。いよいよ20日からは王ジャパンの全日本合宿。「健康な状態で入っていくだけです」。臨戦態勢は整った。【平井勉】
[2006/2/13/09:49 紙面から]
写真=紅白戦の5回、イチローは中越え二塁打を放ち一塁へ向かう。後方中央は清原
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