ロッテ今江&西岡、WBC豪代表に快打
【ジーロング(オーストラリア)13日=前田祐輔】今年も、ロッテはボビー・チルドレンが引っ張る−。ロッテが、06年「初戦」として「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」オーストラリア代表候補と練習試合を行った。若手投手陣が打ち込まれて6−14の黒星発進となったが、WBC日本代表の今江敏晃内野手(22)と、西岡剛内野手(21)は好スタート。今江は先制打を含む2打数2安打1打点。西岡は3打数1安打。イケイケコンビは、今年も健在だ。
やはり今年のロッテにも、2人の活躍は欠かせない。初回。1死三塁から3番に入った今江が打席に立つ。フルカウントから、フルスイング。しかし、ボテボテの当たりが三塁前へ。それでも必死に走ってセーフ。内野安打で先制点を奪った。決して華麗でも、いい当たりでもない。だが今江の感想は違った。「僕が求めているもの。何が何でも打点を稼ぎたいという気持ちが出た」。泥臭くてもいい。打撃3冠の中で最もこだわっている打点を今季初戦の第1打席で挙げた。「今シーズンの始まりとしては、最高の形でスタートが切れた」と胸を張った。
西岡も元気だ。初回、先頭打者でいきなり「06年初球」を強振。三塁ゴロに倒れたが、「初球から振れたのが大きい。そういう気持ちを大切にしたい」。昨季の結果におごらず、今季もチャレンジャー精神は忘れない。3打席目には左前にクリーンヒット。今江は2打席目はジャストミートで左前打。2人とも試合の中でしっかりとアジャストした。今江は3回、西岡は4回でお役御免となったが、守備に打撃に日本野球をアピール。球場中にビッシリと詰め掛けた約1000人の豪州ファンからも、大きな声援を浴びていた。
例年のオープン戦開幕より10日ほど早い実戦。ここまでチームは紅白戦すら行っていない。さらにオーストラリア代表候補チームは、04年アテネ五輪準決勝の日本戦で西武松坂から右前決勝適時打を放ったキングマンら強打者をそろえる強豪。2人にとっては目先の結果以上に、収穫のある試合だった。
バレンタイン監督も「もっと生きた球を見て、タイミングを見極めていくことが大切だけど、2人はいい選手。必要な時までには間に合わせるはず」と話す。WBCに続き、シーズン連覇の大目標もある。昨年躍り出たニューヒーローの2人が、今年もロッテを引っ張っていくことは間違いない。
[2006/2/14/08:40 紙面から]
写真=1回表ロッテ1死三塁、今江は三塁に内野適時打打を放つ
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