ボビーチルドレン全開、早坂二盗&三盗
<オープン戦:ロッテ9−5楽天>◇25日◇鹿児島
WBC組はいなくても、ボビー・ロッテは今年も強かった。今季のオープン戦初戦で、野村楽天に完勝スタートだ。日本代表8人を欠いたが、試合後のバレンタイン監督は「うちはチームとして完ぺきな形でまとまっている。誰がいなくてもチームとしての戦いができる」と自信を見せた。
野村監督の初戦とあって、この日は楽天側の報道陣がロッテの倍以上集まっていた。アジア王者としてのプライドを持って迎える今季の国内初戦。試合前には「皆さんあのチームが好きですね〜」と日本語でチクリと指摘していたが、試合が始まれば王者としての力を見せ付けるだけだった。
初回から“ニューボビーチルドレン”が魅せる。50メートル5秒5の俊足1番早坂が右前打で出塁すると、すかさず二盗、三盗を決める。「久しぶりの試合でめちゃくちゃ楽しかった」と持ち味を存分にアピール。暴投で先制のホームを踏むと、さらに満塁を攻め立て、今度は橋本だ。「今までで一番ドンピシャのタイミング」と、06年満塁本塁打第1号を右中間スタンドにたたき込んだ。昨季は捕手併用制の一翼を担ったが、ライバル里崎がWBC日本代表に帯同している。キャンプ中から好調を維持する打撃で、初戦から存在感を見せつけた。
さらに途中出場の若手成長株、大松、青松、辻らも次々に安打を放ち、計12安打で9得点。「選手たちはとても楽しんでいたし、成長した姿を見せてくれた」と指揮官。主力不在は若手にとっては試合出場が増えるチャンス。昨季の今江、西岡のようなニューヒーローが現れれば、チーム力アップにつながることは間違いない。【前田祐輔】
[2006/2/26/07:25 紙面から]
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