西武炭谷、涌井で10代バッテリー
<オープン戦:中日2−0西武>◇1日◇ナゴヤドーム
西武に10代バッテリー誕生だ。高校生ドラフト1巡目ルーキー炭谷銀仁朗捕手(18=平安)が1日、オープン戦初の先発マスクをかぶり、期待の2年目・涌井秀章投手(19)と初コンビを組んだ。好リードに強肩強打を披露した炭谷は、高卒新人捕手では中日谷繁(当時大洋)以来17年ぶりの開幕1軍へ、2回をパーフェクトに抑えた涌井は先発ローテ入りへ、大きく前進した。2人合わせて37歳の十代バッテリー。夢のような話が公式戦でも実現する可能性が膨らんできた。
2人の息はピッタリだった。ベストオーダーの中日打線をテンポ良く追い込み、直球、カットボール、スライダーと配球を読ませない緩急でほんろうした。炭谷が「年も近いしやりやすかった」と笑顔を見せた。松坂、西口、帆足の3本柱に続く先発ローテ入りを強烈にアピールできた涌井も「首を振ったのは1回だけ。銀仁朗のリード? 全然OKでした」と満足そうに振り返った。
炭谷は肩と打撃でも開幕1軍をアピールした。7回裏の守備では、ワンバウンドしそうなスライダーを捕球してから矢のような送球で中日森野の二盗を阻止。8回の打席ではバットの先で右前に運ぶ技ありの安打を放った。まだ2試合だが、計3回の盗塁を2度刺し、盗塁阻止率は6割6分7厘で、打率は5割。話題性抜きで1軍切符を勝ち取る可能性は十分にある。
試合後、伊東監督が興奮気味にまくし立てた。「やっぱり銀仁朗は高校生には見えない。涌井もこのままなら十分に先発ローテに入る。すごいよ。2人合わせてもおれ(43歳)よりずっと年下なんだから」。高卒新人捕手と、昨季1勝に終わった右腕の評価は、日本一奪回に欠かせない戦力へと変わりつつある。【広瀬雷太】
[2006/3/2/09:33 紙面から]
写真=西武先発の涌井は2回を3奪三振と好投
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