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2003 日本シリーズ
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森祇晶の読み

謙虚にダイエー打線を分析し直せ

 2連敗の阪神が第3戦までにやるべきこと。私なら「まだ1つ負けられる。甲子園で2勝1敗なら、また福岡に戻って来られる」と、チームに言い聞かせることから始める。特に甲子園の独特の雰囲気を味方にできる分、「第3戦をとれば五分に戻る」と考えたい。1試合で一気に流れが変わるのも短期決戦だからだ。

 第3戦を取るためにもやるべきことは、戦前集めたデータに1、2戦で得た「生きた教材」を合わせて、謙虚に分析し直すことだ。第2戦の敗因は前日の戦いを生かすことができなかったことだ。例えばバッテリーはダイエーの各打者の技量や性格を把握した攻めができていない。3回、初球から強振してくる城島に甘い直球で1発を浴びた。「城島にはボールから」のセオリーを痛感したはず。2度と繰り返してはだめだ。

 13点を追う最終回。無死一塁から赤星はセーフティーバントした。左手首を痛めて振れなかったのもあるが、右足首の故障から復帰の新垣の足の状態を確かめる意味もあったのだろう。若干、ダッシュが遅れた新垣の姿を阪神は見逃さなかったはず。完敗の中でも次につながるこんな攻防があると、このシリーズの興味は尽きない。(日刊スポーツ評論家)

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