まだ五分、ダイエー慌てるな
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| 延長10回裏阪神1死、サヨナラ本塁打を浴びた新垣は、阪神の歓喜の輪を背にガックリとベンチへ帰る(撮影・進尚幸) |
2試合連続のサヨナラ負けを喫しても、勝負はまだ2勝2敗になっただけだ。まだ五分。ダイエーが追いつめられた気分になり、慌てるのが一番怖い。
1点をリードした8回、王監督は新垣を起用した。シリーズでやっと復活しただけに、スライダーにしても抜け球が多かった。アリアスの同点打がその球だった。金本の本塁打もスライダーだ。3イニング目、肩のスタミナが不足していたのかもしれない。
しかし、6回を終わって1−4の試合。マウンドには相手エース井川がいた。負け試合を1度は追いつき追い越した。前日の第3戦こそ5安打に抑え込まれたが、この日は再び2ケタ11安打している。本拠地チームが有利なこのシリーズを考えれば、決して追い込まれた状況にはない。
エース斉藤が2度目の先発を待っているし、阪神打線を牛耳った杉内、和田もいる。もし、今日24日の第5戦に負け、王手をかけられたとしても、まだ自分たちの野球をして盛り返すことは可能だ。25日に移動日があって、本拠福岡に戻れる。9人野球からDH制、ドーム球場にもなる。再度登板が予想されるエース井川を2度まで打ち込んだ強みもある。
注意点があるとすれば、左腕ムーア、吉野、ウィリアムスへの対応だ。どうやって攻略するか。この日、バルデスが4三振したが、松中をのぞく左打者は甘いストライクを見逃して、ボール球に手を出している。基本に戻って欲しい。
右左関係なくしっかり打っている松中が残り試合のキーマンだろう。この4番打者に各打者がどう回していくか。これが今後のダイエー打線のポイントと言えるのかもしれない。(日刊スポーツ評論家)
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