
八戸大・川島がヤクルトに自由獲得枠で入団へ
ドラフトで八戸大から初のプロ選手が誕生する。150キロ右腕の川島亮投手(22=千葉経大付)のヤクルト入りが5日、内定した。球団が自由獲得枠での契約を発表し、コミッショナー事務局が契約締結内定選手として公示した。プロ入りの夢を実現させた川島が、ヤクルトのエースナンバー提示を受けて、二重の喜びを爆発させた。
みちのくの怪腕が、神宮球場で大暴れすることを誓った。ヤクルトからの一報を聞いた川島は「うれしいの一言。テレビで見ていたマウンドで自分が投げられることが楽しみ」と早くも想像力をかき立てた。神宮はプロ入りを最初に意識した場所でもある。昨春8強入りした全日本大学選手権で好投。全国的に注目されたことがきっかけだった。
ヤクルトといえば真っ先に球界NO・1捕手の古田が思い浮かぶ。「早く古田さんに受けてもらいたい。コントロールには自信あるんで」と熱い思いを口にした。最速150キロの直球をコーナーに投げ分ける制球力はアマ界でも屈指の存在。変化球もカットボールなど5種類を駆使するが「押すところでは直球で勝負する投手になりたい」と抱負を語った。
何より驚いたのが背番号だった。17番と聞いて「すごいのをもらっちゃいました」と本音を漏らした。大学でも4年間背負った愛着のある番号は、ヤクルトのエースナンバーでもあった。現中日の川崎、その前は松岡現2軍投手コーチと、球団を代表する歴代右腕が名を連ねる。「川崎投手のイメージがあるけど、練習したことを出せればやれる」と自信たっぷりだ。
考えられる最高の評価を受けた。開幕1軍を期待される自由枠での獲得。契約金は未定だが、鳥原公二スカウト(49)は「最高条件を提示することになると思う」と1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円となるのは確実だ。使い道について川島は「両親に車をプレゼントしたい」と話す。さらに「ここまで来れたのは大学側の協力のおかげ」と低姿勢を崩さない。周囲への感謝を忘れず、プロの大舞台で恩返しの投球を披露する。
[2003/11/06 紙面から]
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