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【2002年8月12日付本紙より】
新日守った!蝶野8年ぶり4度目G1制覇

蝶野(上)は鬼の形相でSTFを決めた
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◇11日◇東京・両国国技館◇観衆1万1500人
▽決勝
○蝶野正洋{20分23秒 片エビ固め}高山善広 ●
蝶野正洋(38)が、8年ぶり4度目のG1制覇をなし遂げた。「史上最強の外敵」高山善広(35)の猛攻に防戦一方に追い込まれたが、新日本代表としての執念で脱出。最後はケンカキック10連発で、高山を仕留めた。試合後、リングに乱入して新日本制圧を予告した藤田和之(31=猪木事務所)と安田忠夫(38=フリー)の外敵コンビに危機感をあらわにし、正規軍、T2000の枠組みを越えた大同団結を呼びかけた。
体はボロボロ
蝶野が止めた。高山を沈めた。1発、2発、3発、4発…。気力と闘志でケンカキックを繰り出した。高山の鼻から血がにじんだ。場内の大声援は、かつて大ヒールだった自分に向けられていた。高山の巨体を丸め込み、カウント3を奪った瞬間、蝶野が新日本プロレスを守り抜いた。

蝶野(中)はG1を制し、中西(左)永田(右)らとポーズ
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極限の疲労で、体はボロボロだった。「ミスターG1」の称号は、ずっと昔の勲章。過去3回の優勝時と同様、今回も下馬評は低かった。だれもが高山の圧勝を覚悟していた。しかし、新日本の取締役兼現場責任者として、絶対に負けられなかった。「全部勝つのが真の王者。だからオレは、まだチャンピオンとは思っていない」。重責を果たした虚脱感と新たに課せられた使命の重さが、謙虚なコメントになって現れた。
これで終わりではない。勝利の余韻に酔うヒマもなく、安田、藤田、そして背後で糸を引く猪木の乱入を許した。第5試合では8日の広島大会同様「猪木近衛兵軍団」を自称する星野勘太郎率いる「魔界倶楽部」に、神聖なリングを荒らされた。「あいつら『レスラー道』がなってない。オレたちはみんなケガを抱え、痛い思いをして戦っているんだ。都合のいい時に、月1回、たまに出てくるヤツらに、ガタガタ言われたくねえ」と吐き捨てた。
永田が天山が
蝶野の魂の叫びは、これまで団体内で覇権を争ってきた選手たちの胸にも響いた。IWGP王者永田は言った。「正規軍だ、T2000だ、と言ってる場合じゃない。新日本とIWGPを侮辱するヤツらは、オレたちが許さねえ。なあ天山?」。天山も「みんな。ぶっつぶしてやる!」と応じた。外敵高山相手の蝶野の勝利が、皮肉にも新日本に絶えて久しい一体感を呼び戻した。外敵VS新日本の第2章は29日、日本武道館で幕を開ける。【大石健司】
高山、ガラクタだったけど蝶野うまかった
高山は新日本所属選手以外で初のG1制覇はならなかった。終始先手を取って攻めまくったが、初めて経験する9日間でのシングル7戦での疲労からか、いつもの破壊力が見られなかった。「オレがここまで来てやったから、相手も実力以上のものが出たんじゃない? 確かに今日の蝶野はうまかった。ガラクタだけど認めるよ」。試合後の外敵軍団のマイクアピールに加わらず、引き揚げた控室前で納得した顔で話した。

| Aブロック | 健介 | 越中 | 天山 | 吉江 | 棚橋 | 高山 | 得点 |
| 佐々木健介 |
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○ |
● |
○ |
● |
○ |
6 |
| 越中詩郎 |
● |
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○ |
○ |
● |
● |
4 |
| 天山広吉 |
○ |
● |
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○ |
○ |
● |
6 |
| 吉江豊 |
● |
● |
● |
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○ |
● |
2 |
| 棚橋弘至 |
○ |
○ |
● |
● |
|
● |
4 |
| 高山善広 |
● |
○ |
○ |
○ |
○ |
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8 |
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| Bブロック | 永田 | 蝶野 | 安田 | 西村 | 中西 | 鈴木 | 得点 |
| 永田裕志 |
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○ |
● |
△ |
● |
○ |
5 |
| 蝶野正洋 |
● |
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□ |
△ |
○ |
○ |
7 |
| 安田忠夫 |
○ |
■ |
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● |
○ |
● |
4 |
| 西村修 |
△ |
△ |
○ |
|
△ |
● |
5 |
| 中西学 |
○ |
● |
● |
△ |
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○ |
5 |
| 鈴木健想 |
● |
● |
○ |
○ |
● |
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4 |
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【注】試合は30分1本。勝ち点は勝ち(○)=2、引き分け(△)=1、負け(●)=0点、不戦勝(□)=2、不戦敗(■)=0。 同点の場合は直接対決の上位、3者同点でそれぞれ1勝1敗の場合、次選手と成績の上位2人が準決勝進出。蝶野−安田は蝶野不戦勝が決定済み。
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