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K-1 Dynamite!!
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◇大阪ドーム◇2004年12月31日(金)◇16:00 ◇観衆5万2918人  

曙がホイスにタップ負け、6連敗


 曙太郎(35)が一瞬のスキを突かれて敗れた。ホイス・グレイシー(38=ブラジル)と初の総合ルールで戦い、体格差を生かして2度のテークダウンを奪取。上になって攻めながら左腕をつかまれ、手首を固められてタップした。土俵からリングに戦いの場を移して6連敗となり、悲願の初勝利はまたもお預けになった。魔裟斗と山本KID徳郁は壮絶な打撃戦を展開。1回にダウンを奪われた魔裟斗が2回以降盛り返し、2−0の判定をものにした。不利なK−1ルールながら紙一重の戦いを見せた山本の格闘能力の高さに5万2918人の観衆は陶酔した。ボビー・オロゴンが涙の金星を挙げ、秋山成勲はデビュー戦を飾った。武蔵はK−1GP準Vの貫録でプロレスラーに完勝し、藤田はアテネ五輪金メダリストを失神KOで葬った。

写真=ホイス・グレイシー(奥)に敗れた曙は、しばらく起き上がれなかった(撮影・加藤哉)

▽第9試合 総合格闘技特別ルール10分2回
×曙
(日本/チーム・ヨコヅナ)
1回2分43秒
 手首固め
ホイス・グレイシー○
(ブラジル/チーム・ホイス・グレイシー柔術)
 曙の初勝利はまたもお預けになった。身長18センチ、体重140キの対格差を生かして「圧殺」を狙うが、ホイスに巧みにかわされる。2度目のマウントポジションに入っ時、下になったホイスのリストロックに思わずタップアウト。スタミナとスピード不足はもちろん、初の総合ルールで寝技への対応にも課題が残った。
▽第8試合 K−1+総合MIXルール
ボブ・サップ
(米国/チーム・ビースト)
引き分けジェロム・レ・バンナ
(フランス/ボーアボエル&トサジム)
 決着はつかなかった。K−1ルールの1回は完全なレバンナのペース。右左のフックでよろめかせると、カウンターのショートアッパーから連打でダウンを奪った。総合ルールに変わった2回は一転してサップペースになった。突進してきたレバンナを倒してマウントを取り、拳を振り下ろす。だが、スタミナ不足で決定打は出なかった。3回になると戦意喪失気味のサップに注意が与えられた。レバンナは逃げるサップに右ローを連打して追い込んだが、自らもスタミナ切れで決着をつけられない。4回は再び総合ルールになったが、サップは完全にグロッギーで逆にレバンアがマウントに。しかし、サップに右アームロックを決められるなど緊張感に欠ける展開のまま試合は終わった。
▽第7試合 総合格闘技ルール5分3回
○藤田和之
(日本/猪木事務所)
1回1分7秒
 KO
カラム・イブラヒム×
(エジプト/フリー)
 藤田がアテネ五輪グレコローマン96キロ級金メダリストのイブラヒムをマットに沈めた。序盤、スタンドでの打撃戦を挑んできた相手に藤田は戸惑い、強烈な左フックを浴びた。しかし次の瞬間、カウンターでラリアットのような右フックをの顔面にたたきこみ、失神KO勝ちした。
▽第6試合 K−1ルール3分3回延長1回
○魔裟斗
(日本/シルバーウルフ)
判定山本"KID"徳郁×
(日本/PUREBRED TOKYO)
 魔裟斗が壮絶なケンカマッチを判定で制した。1回、いきなり強烈な左ストレートを顔面に浴びてダウンを喫したが、スピードに乗った攻撃で反撃。右ローが山本の急所を直撃して5分間の中断をはさみ、その後も紙一重の打ち合いを続けた。2回も激しかった。K−1ルールで不利な山本が距離を詰めようとするが、魔裟斗は逆にカウンターの右ハイを顔面にヒット。ダメージを与えたが、バランスを崩しながら繰り出す山本の右フックを警戒して連打が出ない。3回に入ると魔裟斗が山本の攻撃を見極められるようになり、ロー、ミドルで追い詰め、強烈な右フックを打ち込んだ。判定は2−0。魔裟斗に軍配が上がったが、敗れた山本も鮮烈な印象を残した。
▽第5試合 K−1ルール3分3回延長1回
○武蔵
(日本/正道会館)
2回44秒
 KO
ショーン・オヘアー×
(米国/UPWシャークタンク)
 1回、オヘアーのヒザ蹴りを急所に食らいペースをにぎられた武蔵だったが、徐々に動きを取り戻し、終了間際には左ハイでダウンを奪った。2回になるとミドルと前蹴りでオヘアーをほんろう。最後は左ハイで仕留めた。
▽第4試合 K−1ルール3分3回延長1回
○レイ・セフォー
(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)
1回24秒 
KO
ゲーリー・グッドリッジ×
(トリニダード・トバコ)
 セフォーがグッドリッジを1回TKOで一蹴した。通常のKー1ルール。序盤から剛力王の大振りなフックをノーガードでかわすなど「立ち技の専門家」のテクニックを見せつけた。左フックでダウンを奪うと立ち上がった相手に右左の豪快なアッパーを決めて再びダウンを奪い、レフェリーが試合を止めた。両選手とも前の試合から4週間足らずだったが、グッドリッジの調整失敗は明らかで動きに切れを欠いていた。
▽第3試合 総合格闘技ルール5分3回
×ドン・フライ
(米国/フリー)
判定中尾芳広○
(日本/フリー)
 中尾が7カ月越しでフライと決着をつけた。偶然のバッティングで無効試合になったROMANEX(5月22日)以来の再戦。1回、テイクダウン合戦を制した中尾が顔面にパンチを繰り出したところでフライが左目上から出血して試合が中断されたが、今回は続行された。中尾は終始優位に試合を進めながら決定機を見出せなかったが、最後に若さとスタミナで優った。3回、打撃戦を狙ったフライのパンチをかいくぐって腹部に右ひざををヒット。これで息が上がった相手にタックルを決め、マウント状態から拳を落としてポイントを稼いだ。3−0の判定だったがあこがれのフライに競り勝った中尾は「来年もっと頑張ります」と両手を突き上げた。
▽第2試合 総合格闘技ルール3分3回
○宇野薫
(日本/和術慧舟會)
2回19秒
裸絞め
チャンデット・ソーパンタレー×
(タイ/谷山ジム)
 宇野が経験の差を見せつけて元ムエタイ王者に圧勝した。UFC初の日本人レギュラーで今年日本に復帰した宇野は、チャンデットの右ローを浴びながらも得意のタックルで寝技に持ち込んだ。1回で決定的な場面はつくれなかったが、2回開始直後に一瞬のスキを突いて背後に回り、チョークスリーパーで締め上げてタップを奪った。宇野は「K−1に初参加でき、本当にうれしい。ありがとうございました」と謙虚に喜びを語った。
▽第1試合 総合格闘技ルール5分3回
○秋山成勲
(日本/フリー)
1回1分54秒
腕ひしぎ逆十字固め
フランソワ・ボタ×
(南アフリカ/スティーブズジム)
 秋山がプロデビュー戦を飾った。足を取られるのを警戒してキックをほとんど出さないボタを、アマチュアレスリングのような低いタックルで攻める。組みついて寝技に持ち込み、ボクシング元世界ヘビー級王者のパンチを完封。逆にマウント状態から頭部に打撃を見舞った。相手の巨体にうまく密着し、横四方固めから腕ひしぎ逆十字固めでに移行して勝利。セコンドに入った巨人清原らの祝福を受けた秋山は「K−1、そして柔道最高!」と勝利の雄叫びを上げた。
▽第0試合 総合格闘技ルール(3分3回)
×シリル・アビディ
(フランス/ブリゾンジム)
判定ボビー・オロゴン○
(ナイジェリア/さんまのからくりTV)
 「からくりボビー」が金星を挙げた。1回開始から距離を詰め、アビディの攻撃を封じた。タックルで倒すとマウントの体勢からパンチを連打。2回にはマウントを許したが、パワーで脱出して逆に上になるなどペースを譲らない。3回、右ローでスリップダウンも、再び突進してグラウンドに。こう着状態が続いたが、一瞬のスキを突いて顔面へ連打をたたきき込むなど、「史上最強の初心者」が3−0の判定をものにした。駆けつけた関根勤ら番組関係者が見守る中、喜びの涙で言葉にならなかった。
▽オープニングファイト 総合格闘技ルール5分3回
○ザ・プレデター
(米国/UPW)
1回1分11秒 
ネックロック
クリストフ・ミドゥ“ザ・フェニックス”×
(フランス/エクストリーム・チーム・レ・バンナ)
 ザ・プレデターが快勝した。プロレスVS柔術のオープニングファイトは、序盤から米UPWのザ・プレデターが力任せに柔術のミドゥを押し倒して優位に。グラウンドの体勢から脇腹に拳を振り下ろしてダメージを与えると、太い腕でミドゥの首を締め上げてタップを奪った。
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