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Dream Stage Entertainment PRIDE武士道 其の九

◇東京・有明コロシアム◇2005年9月25日(日)◇15:00 ◇観衆1万775人  

五味9連勝負けなしで決勝


 エース五味隆典(26=木口道場)が決勝進出を決めた。ライト級トーナメントの1回戦で修斗ウエルター級現役王者・川尻達也(27)を1回7分42秒、裸絞めで撃退。準決勝ではタフなルイス・アゼレード(29=ブラジル)をKOはできなかったが、アグレッシブに攻め続けて3−0の判定で下した。武士道不敗の9連勝を飾り、大みそかの決勝で桜井“マッハ”速人(30)と対戦する。

 ウエルター級はダン・ヘンダーソン(36=米国)とムリーロ・ブスタマンチ(39=ブラジル)が決勝進出。日本人選手はすべて敗れ去った。

写真=五味(右)の強烈な右ストレートに川尻の顔が大きくゆがんだ

▽第14試合 ライト級トーナメント準決勝(1回10分・2回5分)
○五味隆典判定ルイス・アゼレード×
 五味が武士道エースの意地で決勝に進んだ。前に出てくるアゼレードを真っ正面から迎撃。激しいパンチの交換から徐々にプレッシャーをかけて試合をコントロールした。2度テークダンを奪われたがディフェンスも堅固。スタンドに戻ると再びパンチを顔面に集めて攻め込んだ。2回に入っても五味は前に出た。相手のキックを完全に見切ってコーナーに追い込み、左フックを軸に攻め立てる。中盤には左ミドルを右手でキャッチして強烈な左を顔面に見舞った。あくまでKOにこだわって最後までパンチで追い回したが勝負は判定へ。武士道7で破ったシュートボクセの刺客を3−0で返り討ちにした。
▽第13試合 ライト級トーナメント準決勝(1回10分・2回5分)
○桜井“マッハ”速人判定ヨアキム・ハンセン×
 桜井が日本人最初の決勝進出を決めた。左フックのカウンターでハンセンの出足を止め、首相撲からのヒザ蹴り合戦も互角。払い腰でマットにたたきつけての腕関節狙い、バックブローや後ろ回し蹴りも繰り出して1回はリード。2回に入ってややスタミナが切れたhが、相手の蹴り足をキャッチして足首を狙い、スタンドでも先手先手でパンチを放った。正確な右ローからグラウンドに持ち込み、初めて上のポジションを取ったが、固いディフェンスに手を焼いたところでタイムアップとなった。判定は積極的に攻め続けた桜井に挙がった。
▽第12試合 ウエルター級トーナメント準決勝(1回10分・2回5分)
×美濃輪育久1回9分51秒 
KO
ムリーロ・ブスタマンチ○
 美濃輪が大みそかの決戦切符を取り逃がした。ブスタマンチに胴タックルでテークダウンを許しても冷静に対応し、顔面へのストンピングを切り返して足関節を狙った。ところが柔術家の巧みなテクニックにグラウンドを脱出できず、後方ろから仕掛けられるアームバー、パンチに耐えるだけになった。ようやくスタンドに戻り、タックルを受けた瞬間にフロントチョークを決めるチャンスも生かせない。最後は仰向けの状態で顔面にサッカーボールキックを浴びて万事休す。パンチをまとめられ、頭へローキックを3発食ったところでストップされた。1回終了まであと10秒だった。
▽第11試合 ウエルター級トーナメント準決勝(1回10分・2回5分)
×郷野聡寛1回7分58秒 
KO
ダン・ヘンダーソン○
 郷野がキャンバスに沈んだ。ヘンダーソンに2度テークダンを許して守勢に回り、スタンドでも圧力をかけられてジリジリ後退。左ストレートを顔面に食って腰から崩れ落ち、サイドポジションを奪われた。このピンチをしのいでスタンドに戻ったが、コーナーに詰められて左右の強打を浴び、右フックを打ち抜かれると前のめりにダウンして立ち上がれず、KO負けした。
▽第10試合 ライト級トーナメント1回戦(1回10分・2回5分)
×小谷直之
(日本/ロデオスタイル)
1回11秒 
KO
ルイス・アゼレード○
(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
 ZSTのエース小谷が秒殺された。ゴングと同時に右、左フックを顔面にもらって前に崩れ落ちると、後頭部に右サッカーボールキックで追撃された。意識が薄れた小谷はさらにパンチを連打され、レフェリーが間に入った。まったく何もできないまま、たった11秒で武士道初参戦は終わった。
▽第9試合 ライト級トーナメント1回戦(1回10分・2回5分)
○五味隆典
(日本/木口道場レスリング教室)
1回7分42秒 
裸絞め
川尻達也
(日本/チーム・トップス)
 修斗ウエルター級5代王者・五味と8代王者・川尻の対決は、武士道のエースに成長した五味に軍配が挙がった。サウスポー、オードドックススタイルとスイッチしながら一定の距離を保って軽快なフットワークを見せる五味は、タックルから突破を狙う川尻にテークダウンを許さない。左ボディーから右フックのコンビネーションでペースをつかむと一気に勝負に出た。ロープに押し込んで右フックをボディーにたたきこみ、崩れた相手に右拳を連発。4点ポジションになったところで両足を瞬時にバックから胴にからめて馬乗りになり、左右の拳を後頭部に15発以上もたたきつけ、さらに裸絞めに移行してタップアップ勝ちした。

▽第8試合 ライト級トーナメント1回戦(1回10分・2回5分)
○ヨアキム・ハンセン
(ノルウェー/チーム・スカンジナビア)
判定イーブス・エドワーズ×
(米国/サード・コラム・ファイトチーム)
 第6代修斗ウエルター級王者ハンセンが判定で勝ち上がった。テークダウンを奪い、サイドからマウントへ自在にポジションを変えるなどペースを握ったが、体が柔軟でバネもあるエドワーズの脱出を許して反撃された。1回の中盤から互角の展開が続いたが、2回の終盤に再びハンセンが流れをつかむ。バックに回って思い切ったジャーマンスープレックスを放つなどポイントを稼ぎ、2−1の判定をものにした。
▽第7試合 ライト級トーナメント1回戦(1回10分・2回5分)
○桜井“マッハ”速人
(日本/マッハ道場)
1回8分56秒 
KO
ジェンス・パルヴァー×
(米国/チーム・エクストリーム)
 桜井がKO勝ちした。1回はスタンドでの打撃戦。10キロ以上も減量した桜井の動きは切れ十分で、右インローでパルヴァーの動きを止めながら右ハイ、ミドルを正確にヒットして主導権を握った。ガードを下ろしたところに右フック浴びても余裕十分で、終盤一気に勝負に出た。右、左フックをボディーに決めてダウンさせると、左右キックを後頭部に連打し、さらにパンチ4発を打ち下ろして試合を終わらせた。
▽第6試合 ライト級トーナメントリザーブマッチ(1回10分・2回5分)
○三島☆ド根性ノ助
(日本/総合格闘技道場コブラ会)
1回4分4秒 
足首固め
チャールズ・“クレイジー・ホース”ベネット×
(米国/フリー)
 三島が鮮やかな1本勝ちを収めた。テークダウンを奪ってグラウンドで優位に立ち、サイドからマウントに移行してパンチを連打。優位に試合を進める中、ベネットの怪力ボディープレスを浴びたが、再びグランドに持ち込んで足首固めでタップを奪った。
▽第5試合 ウエルター級トーナメント1回戦(1回10分・2回5分)
×須田匡昇
(日本/CLUB J)
1回3分20秒 
腕ひしぎ逆十字固め
ムリーロ・ブスタマンチ○
(ブラジル/ブラジリアン・トップ・チーム)
 修斗ライトヘビー級現役王者・須田が1本負けした。いきなりブスタマンチに左フックのフェイントから胴をタックルを食い、グランドで下になりながら必死のディフェンス。スタンドに戻ると相手の左右フックに合わせるようにカウンターのバックハンドブローがヒットさせ、チャンスとばかりに上から襲いかかった。しかし、一瞬のスキを突かれる。左手を奪われて三角絞めから腕十字を許してタップアウト負け。武士道初参戦で須田だが、ブラジリアン柔術の使い手に完敗した。
▽第4試合 ウエルター級トーナメント1回戦(1回10分・2回5分)
○美濃輪育久
(日本/フリー)
判定フィル・バローニ×
(米国/ハンマーハウス)
 美濃輪がバローニにリベンジした。開始早々、胴タックルからテークダウンを奪って「富士山登山トレ」の成果を披露。パウンドパンチからサイドに回り、6分以上もアームバーで左腕を絞り続けた。2回もペースを乱さない。2度テークダウンを奪い、腕十字を狙うなどアグレッシブに攻め続けた。終盤に反撃を許したが、判定は3−0。「武士道7」で逆転負けした借りを返した。
▽第3試合 ウエルター級トーナメント1回戦(1回10分・2回5分)
×長南 亮
(日本/フリー)
1回22秒 
KO
ダン・ヘンダーソン○
(米国/チームクエスト)
 長南が22秒で敗れ去った。いきなりヘンダーソンのパンチ連打にさらされ、右フックを顔面に浴びてダウン。間髪入れずに左右パンチを4発たたきつけられて秒殺された。
▽第2試合 ウエルター級トーナメント1回戦(1回10分・2回5分)
○郷野聡寛
(日本/GRABAKA)
判定ダニエル・アカーシオ×
(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
 郷野が3階級制覇を目指すシュートボクセの野望を打ち砕いた。1回はアカーシオにペースを握られた。休みなくパンチを繰り出してくるスタイルに苦しみ、左ボディーから右ストレートのコンビネーションで対抗した。2回に入ると流れが変わる。相手のスタミナが切れに乗じて効果的なミドルキックを放ち、主導権を奪回。寝技に引き込まれてもシュートボクセのお株を奪うような踏みつけを連発するなど攻勢を仕掛け、3−0で判定勝ちした。
▽第1試合 ウエルター級トーナメントリザーブマッチ(1回10分・2回5分)
×桜井隆多
(日本/総合格闘技R−GYM)
1回3分49秒 
腕ひしぎ逆十字固め
パウロ・フィリオ○
(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)
 桜井の完敗だった。フィリオにコーナー際で左足をすくわれてテークダウンを許し、右拳をコツコツと振り下ろされる苦しい展開。パンチを嫌って体を反転させるとバックを奪われて裸絞め、最後は左手を引っこ抜かれての腕十字に屈した。
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