桜庭、ノゲイラ弟に連打浴び流血
桜庭が、ノゲイラ弟に完敗した。1回は右のカウンターで相手の左目上を切るなど優位に戦ったが、3回に連打を許した。体重の乗ったパンチを当てられ、鼻と口から流血した。パンチのあらしを浴びながら立ち続けたが、見せ場もつくれないまま試合を終えた。
激動だったPRIDEの03年を勝利で締めくくりたかった。白いマスクと赤いマントの派手なコスチュームで登場してファンを沸かしたが、3年ぶりの連勝はならなかった。「対戦相手は誰でも、僕がPRIDE統括副本部長として戦います」と、左足のけがを押して強行出場したが「本当は出たくなかった…」と、試合後は本音もこぼした。体調は万全からはほど遠い。練習不足も大きかった。それでも、PRIDEのエースとして戦わなければならなかった。だからこそ、最後まで闘志を見せた桜庭に、ファンは大きな拍手を送った。
大みそか3大興行の「大トリ」を務めた桜庭。試合後、話をしたのは年が明けた後だった。「次? 分かりません」。まずはケガを完治させること。あのファイトの完全復活は、その後になりそうだ。【盧載鎭】
写真=口から血を噴き出し、悔しそうな表情を浮かべる桜庭(撮影・栗山尚久)
坂田、恋人の前でKO負け
PRIDE初参戦の坂田が、その高い壁にはね返された。ダニエル・グレイシーに腕を固められ、1回途中でKO負け。試合後の会見には左腕を三角巾(きん)でつって現れ「このままじゃ終われない。自分自身に悔しい」と声を絞り出した。交際中のタレント小池栄子がテレビ中継の仕事のためにリングサイドで見守っていたが、その祈りも通じなかった。
田村完璧
田村が完ぺきな試合運びで、レイ・セフォーの実弟ロニーを仕留めた。試合後はホイス・グレイシーとの対戦を希望。大会前は、桜庭戦を拒否。ろっ骨骨折の疑いがあったことを明かし「PRIDEの顔だし、タイミングを待ちたい」と話した。
グッドリッジ引退KO締め
グッドリッジが、派手なKO勝ちで自らの引退試合に華を添えた。1回27秒、前へ出てくるフライの後頭部に右ハイキックを見舞って秒殺。今大会で14度目の参戦となり、PRIDEの番人としてファンを喜ばせていただけに、最後は「今夜は僕にとって特別な日になった」と、声を詰まらせた。
榊原社長「興行戦争もうこりごり」
DSE榊原社長は「格闘技興行戦争はもうこりごり」と疲れ切った表情で話した。史上最大の大みそか3大興行は、選手引き抜き問題らゴタゴタ劇をも生んだ。未解決だったヒョードル問題のため、前夜30日から神戸へ飛び、猪木祭側と再度話し合いを持った。「2月からはPRIDEとの契約を履行する約束を取り付けた。(猪木祭実行委員の)川又社長からは書面にサインももらった」。大会直前にようやく決着した。「来年は3者が手を取り合ったイベントにしたい」と話していた。
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