小橋、チョップで曙撃沈宣言/ノア
<ノア:愛知大会>◇14日◇豊橋市総合体育館◇1400人
曙をチョップ葬だ! ノアは13日、曙(36)が22日の日本武道館大会で初参戦すると発表した。同じ大相撲出身の力皇猛(33)と88年春場所初土俵の同期生タッグを組み、小橋建太(38)泉田純至(40)組と激突する。迎え撃つ小橋は、代名詞であるチョップ攻撃で体重220キロの元横綱を沈めると宣言。この日は田上、杉浦の2人に合わせてチョップ64連発。曙戦に向けて、気合十分の予行演習となった。
「ウオー!」と叫んで小橋が両拳を握った。GHC王者田上をコーナーにくぎづけにして嵐のチョップ26連発。続いて杉浦に38連発。対戦が決まった第64代横綱に合わせたわけではないだろうが合計64連発。その視線の先に、曙の姿をダブらせていた。試合には敗れたが、予行演習はバッチリだ。
熱い気持ちは抑えられない。「オレはいつも通り自分の戦いをするだけだ。オレは行くよ!」。ノアリングに乗り込んでくる元横綱を、得意のチョップで迎え撃つ。手刀を肉体にめり込ませ、八つ裂きにしてみせる。たとえ100キロの体重差があろうが関係ない。
これまでも「ファンが望むならやることになるし、自然に戦う流れになる」と話していた。あらためて曙の印象を問われ「迫力あるよね。一生懸命というか、必死さは伝わってくる」と褒め殺す余裕すらあった。それも、18年間のレスラー生活で、曙と並ぶほどの大男と対戦した経験があるからだ。体重280キロのアンドレ・ザ・ジャイアントに200キロのジャイアント・キマラ。180キロのベイダーとは何度も死闘を繰り広げてきた。そしてマットに沈めてきた自負がある。
そんな小橋がパートナーに選んだのが、大相撲出身の泉田だ。曙と同じ東関部屋で、指導役を務めたこともある。幕内優勝11度の大横綱に対して最高位は幕下。それでも「相撲界では月とスッポンだけど、この世界では別。頭でブチかましてやりますよ」と先輩の意地の見せどころだ。秋山とタッグを組んだこの日も気合のフォール勝ち。それに呼応するように「オレも行くけど(泉田)純至もいくよ」と締めた小橋。プロレス界に旋風を巻き起こし、ついにノアに上陸してくる曙を、完膚なきまでにたたきのめす。【大池和幸】
[2006/1/14/09:17 紙面から]
写真=田上(左)にチョップを見舞う小橋(撮影・栗木一考)
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