曙、長州とタッグで大技披露/新日本
<新日本:北海道大会>◇5日◇札幌・月寒グリーンドーム◇3000人
曙(36)が技のデパートになった。1月4日の東京ドーム大会以来の新日本登場で長州力(54)とのタッグで、蝶野、天山のIWGPタッグ王者組を粉砕。長州と競演したサソリ固め、雪崩式ブレーンバスターと大技を初披露した。これまでは巨体を生かすパワー系の技が中心だったが、プロレスラーとして進化を見せた。今後も長州とのタッグも継続し、王座を目指す意気込みを見せた。
予想もしなかった光景に3000人の観衆はどよめいた。曙が青コーナーのセカンドロープに足をかけた。足を滑らせ、どよめきが悲鳴に変わったが、再びコーナーを登って天山を捕獲。豪快に雪崩式ブレーンバスターで投げ捨て、会場にごう音を響かせて、フィニッシュにつないだ。
この日は長州が蝶野をサソリ固めにとらえる間、自分は天山をとらえ、サソリ固めの競演も見せた。長州ばりのラリアットも出した。「テレビでしか見たことのない長州さんと組み、新しい技も出せた。今日は忘れられない日になる」と興奮気味に話した。長州はその活躍に「曙さん」と敬称を付けて呼んだ。「驚いた。あれだけ自分から動き回るとは」と目を丸くした。
以前の曙はボディープレスにヒップドロップなど巨体を生かした技か、突っ張りなどの相撲技ばかりだった。だが、昨年12月、全日本の世界最強タッグ決定戦で決勝に進出しながら、あと1歩で優勝を逃した。「経験不足が出た」と自分の弱点を分析し、その後はひそかに技のレパートリーを広げる特訓を続けた。長州とのタッグが決まった1月31日には「試合後には自分にしかできないプロレススタイルが確立されているでしょう」と予告していた。
19日の両国大会まで、長州とのタッグが2試合決まっている。「組んでいただけるなら、続けたい。(新日本の選手を)全部片付けるまで」と頂点を極めるまでついて行く希望を口にした。WWEでデビューし、全日本の武藤部屋で基礎を学んだプロレスラー曙が、また1歩新しいステージに進んだ。【来田岳彦】
[2006/2/6/09:53 紙面から]
写真=天山(下)をさそり固めで攻める曙(撮影・神戸崇利)
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